【附属図書館】地元中・高生、図書館で職場体験!

【附属図書館】地元中・高生、図書館で職場体験!

 図書館では、2005年から継続してインターンシップ(職場体験)を実施しています。今年も近隣の中・高校生が図書館で頑張ってくれました。その様子を図書館(K)が報告します。

大成館中学校の5名

 

例年、中学生や高校生が夏休みの終盤に職場体験で図書館に来ます。図書館の仕事といえば、「貸出・返却業務」だけだと思われがちですが、利用者が本を手に取る数多くの作業について、今回もしっかり体験してもらいました。 

 

 まずは、地元の「大成館中学校」から5名が8月21日(水)~22日(木)の2日間来られました。

ピッピ~♪ 蔵書点検中

 

 彼らは「職場体験実習生」の真新しい腕章をつけ、9:00~15:00の間、司書の指導の下、本館と分館に分かれて図書館業務の体験を行いました。当初は、緊張のあまり体調を崩す生徒もいましたが、2日間無事に終了しました。

新聞の縛り方教室

 

 本の発注から整理・貸出まで、本の一連の流れを説明し、雑誌については受入から配架までを体験してもらいました。また、雑誌・新聞の縛り方についても司書と一緒に体験しました。体験中は、パソコンの操作に四苦八苦する様子も見受けられました。

 

 次に、地元の「松永高校」から3名の生徒が8月27日(火)~29日(木)の3日間やってきました。

 職場体験で本学の図書館を選んでくれたこともあり、期待を込め「図書館をよく利用する人」と尋ねてみたところ、1人のみで、司書としては少し残念な結果ではありましたが、この体験を通して少しでも図書館というものに興味を持ってくれたらいいかなと思い、体験実習を始めました。

 先の2日間は、中学生と同様に、図書館業務を一貫して体験しました。利用者からは見えない所ほど、多くの仕事があることを知ってもらいました。

書庫での書架整理作業

 

 最終日の3日目は、高校生のみで館内展示物の作成をしてもらいました。3人が集まって「どんなものをする?」という会話から始まり、意見交換後、展示内容を「はじめての心理学(脳の不思議 錯覚)」に決定しました。次は、パソコンを使って情報収集しました。書架にもぐりこんで集めた資料を、机一杯に広げました。そして、広げた資料から興味を持ってもらえそうな資料を選び出しました。

次は展示方法でした。

どんなんがいいかな~?

 

 「プリンター印刷より手書きのほうが訴える力がある」という発案により、ペンで紙に書いて展示物を作りました。なお、キャプションは、パソコンと睨めっこしながら悪戦苦闘でした。作成後には最高の笑顔がこぼれていましたが、3人は自分たちで作ったものを見て満足そうに体験を終えました。

できたあ~♪

 

 この作品は、しばらく本館のカウンター前の展示ケースに展示します。高校生3人の力作です。是非、ご覧ください。

 もし、本学の学生で、自分も展示に協力したい、自分の力作を披露したい、という人がいれば、図書館までお問い合わせください。

 

学長から一言:中学生と高校生では、職場体験の内容も随分違ってきますねッ!それぞれ良い体験ができてよかったかな?!?高校生の展示は、明日見に行くとしましょう!福山大学の図書館を選んで職場体験に来てくれた中学生、高校生の皆さん、ありがとう!!!