【経済学科】国際トライアスロン連合(ITU)副会長の大塚眞一郎氏が来学!

【経済学科】国際トライアスロン連合(ITU)副会長の大塚眞一郎氏が来学!

毎週木曜日にスポーツビジネスの第一線でご活躍されている方を招き、講義いただくスポーツマネジメント論。

7月18日(木)の講師は、国際トライアスロン連合(ITU) 副会長であり、日本オリンピック委員会理事でもいらっしゃる大塚眞一郎氏でした。

当日は、中央競技団体(NF)のマーケティングなどについて、90分間講義していただきました。

その様子を、企画・文書課から報告します!

 

 

当日は、学生や学部長、メディア関係者といった総勢40名が出席しました。

何と、その中にはトライアスロン関係者の方々も来学してくださいました!

 

【講師プロフィール】

 

 

1984年から国内外においてトライアスロン競技の普及に努め、特に1990年の中国初開催のワールドカップ北京大会では、レースディレクターとしてアジアでの発展に貢献。2000年シドニーオリンピックからトライアスロンオリンピック正式競技入りのロビイング活動に尽力し、2013年9月にはブエノスアイレスにおけるIOC総会での2020東京オリンピック・パラリンピック東京大会開催の招致活動をサポート。

国内(NF)では独自のマーケティングシステムを確立しながら選手強化本部長、常務理事、さらに国内初開催の蒲郡世界選手権・今年10回目を迎える横浜での世界シリーズのプロデューサーを経て、2010年からは専務理事を務める。アジアトライアスロン同盟(ASTC)では2015年に筆頭副会長、国際トライアスロン連合(ITU)では2004年から理事、2016年には副会長に当選。

現在は、スポーツ庁スポーツ基本計画審議会委員・JOCマーケティング委員会副委員長・JOCオリンピックムーブメント部会部会長を務め、さらに2019年2月からスポーツ庁参与に就任。

 

【講義の様子】

 

 

日本のスポーツ産業について、今後発展していくためには、各競技団体のマーケティング能力が問われると指摘されました。

競技団体の多くは、[事業収益][助成金][会費収益]の3大収益から成り立っていますが、特に事業収益に力を入れることが重要だと強調し、強いチームや選手を育てる事を前提としつつ、知名度を高める運動を優先しなければいけないと説明されました。

その中で、「何を目標にするか」「目的は何か」という課題を明確にし、マーケティング戦略を行い、この流れにより収益確保のための『グッドガバナンス』に繋がると話されました。

本講義で話した内容は、将来スポーツマネジメントに関わる仕事に就いたとき、必ず活きてくることであると語られ、講義を締めくくられました。

 

 

大塚氏は、学生たちに向けて

・何でも若いうちに挑戦する、そうすることで今後、自分の中の変化を楽しめる。

・不器用でも良いから尖ること、これだ!と思ったことにとことんのめり込んでみる。

・ときには理屈でなく、心でものを考えてみるのも大事なことである。

とアドバイスをくださいました。

 

本日の講義も、まさに経済学!という雰囲気でした。

学生たちの中には必死にペンを走らせる子もいれば、ステージのスクリーンが切り替わるごとにカメラで撮影したりと、ついて行くのに大変必死な様子でした!

大塚氏の言葉通り、この時間を将来に活かせるように前進してほしいと感じました。

また、本講義を聴講された経済学部の尾田学部長と平田学部長補佐からコメントをいただきましたので紹介します。

 

[尾田学部長 より]

講義の最後で鞆の浦のトライアスロン大会の紹介をしていただきましたが、身近な場所で行われていても具体的に知らなかったので良い勉強になりました。ちなみに、大会ホームページを見てみましたが、よくできていると感じました。

https://tomonoura-triathlon.com/ (ホームページ)

また、受講生にとっても、日本においてはトライアスロン人口が爆発的に増加しつつあり、選手として、サポーターとして、観客としての様々な立場での関わり方があること、さらに観光と結びつけた戦略的スポーツマネジメントの実践の醍醐味について詳しく学ぶ機会となったと思います。

 

[平田学部長補佐 より]

トライアスロンを通して、どんな話が聞けるか楽しみにして参加しました。講師は国際トライアスロン連合副会長で、日本オリンピック委員会理事などの立場にある方でした。1つだけ紹介します。トライアスロンのマネジメントで大切なことは、①強化 ②普及 ③成長 ④ガバナンスであると語られました。これらは企業社会にあっても、魅力ある製品を目指す、顧客を増やす、しっかりした財務基盤や組織の管理・統治です。どんな場面でも通じる原則で、受講した学生たちには大変感銘を受けた授業になったと思います。

 

 

最後に、~せとうち福山‐鞆の浦トライアスロン2019~ についてのお知らせです。

2019年10月、広島県福山市でトライアスロンの大会が開催されます。

選手登録は、個人でもグループでも参加も可能です。一人で完走できるか不安という方もリレー方式での出場ができます。

同時にボランティアスタッフの応募もしていますので、トライアスロンという競技を知らないという方も選手以外の形でトライアスロンに携わりたいという方も、是非この機会にトライアスロンに触れてみてはいかがでしょうか?

 

■開催日時

○2019年10月12日(土)13時~ 受付

               14時及び16時~ 競技説明会

               17時15分~ 開会式

○2019年10月13日(日) 6時30分~ 最終受付

                8時30分~ 競技開始

 

■開催地

福山市:鞆の浦及び芦田川河川敷

 

■競技内容

スタンダードディスタンス:51.5km

【スイム】1.5km:鞆の浦・仙酔島~鞆・原港

【バイク】40km:鞆の浦スカイライン~福山グリーンライン~芦田川

【ラ ン】10km:芦田川河川敷

 

詳しくは、下記HPへ↓

https://tomonoura-triathlon.com/

 

なお、講義に参加してくださった福元哲郎選手の関連サイトです。

Webサイト https://fukumoto-tetsuro.net/

Facebook https://www.facebook.com/fukumoto.japan

 

学長から一言:大塚眞一郎先生、ありがとうございました!学生の皆さん、素晴らしい講義に参加できて良かったですねッ!スポーツマネジメントについて、また一つ新しい角度からの学びが出来たのではないでしょうか!