【国際交流】ブルガリア・ソフィア大学との同窓会組織が発足!

【国際交流】ブルガリア・ソフィア大学との同窓会組織が発足!

来年で10周年を迎えるブルガリア共和国のソフィア大学聖クリメント・オフリドスキと福山大学の学術教育交流協定ですが、多くの学生が交換留学で相互派遣され、また教員の短期交換も行われるなど、活発な交流活動を続けています。これらの交流実績に基づき、この度、福山大学とソフィア大学の同窓会組織「Rose Alumni」が発足しましたので、国際交流課長の坪根が報告します。

ソフィア大学国際課のスタッフの皆さん

小職は、先月にソフィア大学で開催された「Erasmus Staff Training Week」に参加する機会をいただき、本学も参加しているエラスムス・プラス・プログラムに関する知見を深めるとともに、ソフィア大学の国際課(International Relations Office)及び日本学科(Japanese Studies Department)の教職員・学生との友好関係を深めてまいりましたが、その後、今後の交流をより活性化させるため、双方の大学関係者の尽力によって先述の「Rose Alumni」(日本語に訳すとバラの同窓会)が発足しました。以下、これまでの交流の歴史を振り返りながら、本組織について紹介します。

ソフィア大学のメイン・ホールで記念撮影

2010年にソフィア大学と協定を締結して以来、福山大学からは約20名、ソフィア大学からは日本学科を中心に約10名の学生が交換留学協定及びJASSO奨学金プログラムにより、お互いの大学に派遣されています。また、これに加えてErasmus+ Programを利用して学生・教員が短期交換されるなど、両大学の交流が盛んに行われています。

ブルガリア留学中の一コマ

Erasmus+ Programでの教員交換 ソフィア大学の皆様と大塚副学長 2017年3月撮影

また、福山大学はバラを通じたブルガリア共和国カザンラク市と日本国福山市との交流にも積極的に参加しているところですが(Rose Alumniの由来はここからです)、一昨年度の「福山ばら祭り」の折りにボリスラフ・コストフ大使まで、3代続けて駐日ブルガリア共和国特命全権大使がわざわざ本学にまでお越しくださいましたことは、福山大学の全教職員が大変光栄に感じているところです。さらに、昨年12月のソフィア大学130周年記念式典に招待出席するため、本学の冨士副学長がブルガリアを訪問した際に渡邉 正人駐ブルガリア特命全権大使から励ましのお言葉をいただいたことも過去のブログで紹介させていただきました。

福山大学を訪問されたコストフ大使 2017年5月撮影

左から江端参事官、冨士副学長、渡邉駐ブルガリア大使 2018年12月撮影

この素晴らしい両大学の交流を更に発展させるため、実は今回の出張では福山大学国際センターから宿題をいただいていたのです。すなわち、ソフィア大学と福山大学による同窓会構想です。研修の合間に、ソフィア大学国際課・日本学科と今後に向けた意見交換を行うとともに、ソフィア大学に留学中の福山大学生と福山大学に留学予定のソフィア大学生を中心とした情報交換会を開催したところ、ソフィア大学と福山大学の双方に「今後の交流をますます盛んにするためには、留学生・留学経験者によるコミュニティーが必要であり、SNSを利用して交流できるようにしてはどうか」との一致した意見を持っていることが確認できました。

日本学科のステラ先生や留学生OBのマルティン君も参加!2019年6月撮影

そこで、帰国後に双方の関係者との調整を進め、この度、福山大学とソフィア大学による同窓会組織「ローズ・アルムナイ(Rose Alumni)」がFacebook上に発足することとなりました(リンク:fb.me/rosealumni)。なお、日常の交流は同ページ内の非公開コミュニティーの方で行われるため、その様子は直接ご覧いただけませんが、特別な交流活動が行われた際には上記ページや学長室ブログでも紹介しますので、是非ご愛顧ください。

なお、ソフィア大学とブルガリア共和国のもう一つの協定大学であるヴェリコ・タルノヴォ大学との交流促進のため、本出張の成果は福山大学全学教授会の場でも共有させていただきました。国際センターを中心とした本学関係教職員は、ブルガリアの協定大学との交換留学やエラスムス・プラス・プログラムを利用した学生・教職員の一層の交流を目指して熱心に取り組んでいます。

全学教授会での共有 2019年6月撮影

この同窓会発足のニュースに対して、ソフィア大学との交流に当初から携わる冨士副学長からは「これまでの交流における関係者のご尽力に感謝します。両大学の学生・教職員の皆さんの手によって、今後の交流活動がますます広がっていくことを切に願っています」との言葉がありました。

福山大学の第1期ソフィア大学留学者と松田学長、冨士副学長、岩本国際センター長(当時)2013年撮影

最後に、在ブルガリア日本国大使館の西村様から温かいメッセージを頂きましたので、紹介します。

「ソフィア大学との大学間交流や福山市とブルガリアの活発な交流のニュース、大変喜ばしい限りです。SNS同窓会組織「ローズ・アルムナイ(Rose Alumni)」の発足についてもお知らせありがとうございます。とても素晴らしい取り組みですね。貴大学とソフィア大学のようにやる気のある主体による自発的かつ活発な交流の継続は、大使館としても嬉しく、そして心強く思います。今後のヴェリコ・タルノヴォ大学との交流促進につきましてもぜひ期待しております」

また、西村様を通じて渡邉大使からも「貴大学の日頃よりの積極的取組に心より感謝する」旨のお言葉を頂戴しております。学内外の関係者の皆様のおかげをもって、両大学の交流が広がってきましたが、今後のますますの発展が楽しみですね!

 

学長から一言:坪根国際交流課長さん、なかなか良い働きをしていますね。。。素晴らしい交流の田が出来ましたが、この田に稲穂が豊かに実り続けるには、関係者が皆、初心を忘れることなく田の手入れを続けること!!!今後ともよろしく!