【海洋生物科学科】新任教員紹介:大谷真紀准教授

【海洋生物科学科】新任教員紹介:大谷真紀准教授

令和8年度から海洋生物科学科の教員に新たに大谷真紀准教授が加わりました。専門は魚類免疫学で、魚の病気の治療や予防に関する教育研究で、今後の活躍が期待されます。今回、大谷准教授からの自己紹介をお伝えします。(投稿はブログメンバー山岸)

 


 

はじめまして。令和8年4月に海洋生物科学科に着任した大谷真紀です。専門は魚類免疫学で、養殖魚を中心に魚類の免疫機構に関する研究に携わってきました。本学科では魚介類生体防御研究室に所属しています。

ニジマス稚魚(約5 g)

福井県で生まれ育ち、福井県立大学で博士号を取得してからは、ポスドク研究員として日本国内や海外(韓国とデンマーク)で、魚類の免疫システム(体を守る仕組み)や魚病の予防方法(ワクチン)に関する研究をしてきました。その土地で養殖されている、手に入りやすい魚を使って研究するため、トラフグ、ヒラメ、ギンブナ、ニジマスなど色々な形の魚から採血することが上手くなりました。コツは骨格をイメージすることです(笑)あと、いつも引っ越す距離が長いので、断捨離も得意です。

時には直径25 mの大型生簀に乗り込んで調査することもありました

意外に思われるかもしれませんが、魚は私たちと同じように、病原体(ウイルスや細菌、寄生虫など)から体を守るための免疫システムを持っています。免疫システムには多くの免疫細胞とそれらをつなぐ分子が関わっていて、様々な手段で病原体を排除できるようにコントロールされています。魚類免疫学は、それらを一つずつ紐解きながら、その仕組みをより深く理解し、より良いワクチンを作って健康な魚を育成するための基礎となる研究分野です。

福山大学では、シロギスを使って引き続き魚類の免疫に関する研究に取り組んでいきたいと思います。養殖魚や観賞魚など、身近な魚の健康やそれを害する病原体に興味がある学生の方は、ぜひ魚介類生体防御研究室を訪ねてください。

 

学長から一言:海洋生物科学科の新任、大谷真紀准教授、福山大学へようこそ! シロギスを筆頭にキジハタ、オニオコゼなど魚類の養殖に注力する本学にとって、魚類免疫学分野の専門家は心強い新戦力。次々と現れるウイルスの脅威に晒され、細菌との戦いを強いられるのが宿命のような我々人間にとっても有用となる、魚の研究を通じた免疫システムの根本的解明までも期待したくなります。

 

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