【メディア・映像学科】ソフィア大学〜私の変わった留学記②

【メディア・映像学科】ソフィア大学〜私の変わった留学記②

ブルガリアのソフィア大学に留学中のメディア・映像学科3年生の大嶋杏佳さんより「留学記」の第2弾が届きましたので、ゼミ担任の阿部が転載します。

ソフィア大学~私の変わった留学記②:おめでとうマルタおばあちゃん!

メディア・映像学科3年の大嶋杏佳です。9月末にブルガリアへ留学して早くも5ヶ月が過ぎ、ソフィア大学では2月18日(月)からサマーセメスター(日本でいう後期)が始まりました。

これは、2月25日(月)にソフィアから少し離れたペルニックという町で行われたSURVA2019というイベントでの一枚です。“クケリ”という“なまはげ”のようなもので、腰についたベルなどで、今年1年の厄払いと幸福を祈るイベントだそうです。

3月1日(金)朝9時頃の写真です。ヴィトシャ山にはまだまだ雪が積もっていますが、この日は最高気温15℃と暖かい1日でした。

2月後半頃から暖かい日が続き、このまま春になるかなと思っていたら雪が積もり、また暖かくなっては寒くなり…と、気温の安定しない日々が続いています。ブルガリアでは、そんな季節の変わり目である3月のことをババ・マルタ(3月おばあちゃん:マルタおばあちゃん)と愛称を付けて呼ぶようです。このおばあちゃんはとても気難しい性格なので、気分(天気)がころころ変わってしまうみたいですね。納得。

でも、3月は春の暖かさも増えてくるということで、とても喜ばしい時期です。ということで、ブルガリアの伝統で3月1日(金)は、春の訪れを祝う祝日です。人々は「チェスティタ・ババ・マルタ(おめでとうマルタおばあちゃん)!」とお祝いの言葉を掛け合います。街では、歌や踊りなどの音楽が流れ多くの屋台が“マルテニツァ”という赤と白のミサンガのようなものや“ピジョ・イ・ペンタ”という女の子と男の子の人形、ブローチなどを売っていました。赤と白がお祝いの色というのは日本と同じですね。ちなみに、Wikipediaで紅白と調べると、日本のことについての記事の中にマルテニツァを見つけました。誰が書いたのでしょう。

マルテニツァは家族や友人と交換するもので、気さくな人はお店の店員さんでも交換してくれました。

ソフィア大学のすぐ近くの道です。マルテニツァは1本0.2~2レバ(13~130円程度)。ブローチなどは3~5レバ(200~325円程度)で、大きな飾りなどは10~20レバ(650~1,300円程度)で売られていました。

洗濯屋のおばさんや仲の良い友人からマルテニツァを貰って、色んなマルテニツァが右手に!コウノトリ(他の鳥も可)を見たり、花の咲いた木を見つけたら実のなる木に括り付けるようですが、友人が言うには「ソフィアにはあまり鳥が寄り付かないしまだ花も咲かないから、徐々に腕から外すのがベスト」とのことです。

この時期しか売っていないですし、値段的にも日本へのお土産に丁度良いなと思ったので大量買いしました。

さて、マルテニツァのことだけでも十分かもしれませんがもう1つ、最近、私がハマっていることについても紹介したいと思います。それがこちらです。

イスラエル発祥のラミーキューブという、赤・青・黄・黒の色が付いた1~13までの数字と顔マークのジョーカーが数枚ある頭脳戦系のボードゲームです。ブルガリア人の友人宅で遊んでからハマってしまいスマホアプリを入れてしまうほど(笑)ルールは…説明するのが大変なので、気になる人は検索エンジンをお使いください。Amazonでも売っているようなので、日本に帰って日本の友人ともやりたいですね。

最後に。この5ヶ月間で本当に様々なことがあり、色々な経験をしました。10月末には胃腸炎で入院し、11月にはアパートへ引っ越し、12月にはクリスマスマーケットに行き、1月には元旦の花火打ち上げに驚き、2月には初ソフィア市外へ。留学記に書けていない出来事が多すぎますが、それは後に別の方法で皆さんに紹介できる日が来ると思います。

留学は丁度折り返し地点となり、残りも後5ヶ月ほどですが、次はブルガリアで私が体験・経験した様々な出来事について、またブルガリア留学について、皆さんに詳しく紹介できるような“何か”を作っていきたいと思っています。

 

学長から一言:三寒四温ばーちゃんのババ・マルタ!!!大嶋杏佳さん、素晴らしいお便りをありがとう!ブルガリアにはこれまでも毎年留学生が行き、学長室ブログも書いてくれましたが、こんなにカラフルでインパクトのある写真は、さすがメディア・映像学科の学生と、感心しています!!!第3報を心待ちしていますよ!!!