【国際経済学科】中国・河北大学留学レポート!

【国際経済学科】中国・河北大学留学レポート!

昨秋から半年間の留学を終えて帰国した国際経済学科2年生の佐野峻介君から、留学先の中国「河北大学」での勉強や生活の様子を伝えてもらいます。国際経済学科・ブログ担当の藤本です。

 


 

経済学部国際経済学科2年生の佐野峻介です。私は、交換留学生として2018年9月から半年間、中国の河北大学に留学しました。中国での生活の報告をさせていただきます。

2018年9月3日(月)の15時頃に日本を出発し、大連空港を経由して北京首都空港へ18時半頃に到着しました。空港には大学の先生が迎えに来てくれていて、一緒にバスに乗り、大学まで行きました。到着した頃には午前0時を過ぎていました。その日は夜も遅かったので、とりあえず寮を選びました。しかし、その時のルームメイトのモノが多すぎて自分のモノを置くところがなく、その次の日に部屋を変えてほしいと頼みに1人でカウンターに行きました。その頃は、日本で中国語を勉強していたとはいえ、ほとんど会話ができず、本当に苦労しました。しかし、何とか部屋を変えてもらうことができました。現在は、インドネシアから来ている留学生と2人で住んでいます。

ルームメートと

最初の1週間は授業がなく、生活用品をそろえに買い物に行ったり銀行の口座を開設しに行ったりしました。もちろん、1人ではできなかったので日本人の方たちに助けてもらいながら行いました。

9月10日(月)から授業が始まりました。中国語のクラスは初級A,B 中級A,B、高級があります。私はHSK3級しかもっていなかったので、先生に初級Bのクラスに行きように言われ、初日は初級Bのクラスに行きました。授業内容が自分にとってかなり簡単だったので、次の日からは中級Aのクラスに行きました。初級のクラスもそうですが、授業はすべて中国語で行われ、ついていくのに必死でした。最初の頃は耳が全く慣れず、聞くことにかなり苦労しました。また、内容もかなり難しくなりました。日本にいた時は正直ほとんど予習復習をしていませんでしたが、授業が終わって部屋に帰ったら予習復習を必ずしました。また、1日の中で、なるべく中国語を使うように心がけ、食事の時は留学生の友達とご飯を食べたりしました。その甲斐もあってか、今ではかなり中国語のレベルが上がったように感じます。

河北大学

大学図書館

また、休みの日になると、よく遊びに出かけました。河北大学のある河北省保定市は北京と天津がとても近いので、遊びに行きやすいです。また、中国人の友達を誘って保定市にある動物園にパンダを見に行ったりもしました。人生で初めてパンダを見た時は、人間が入っているように見えて、とても不思議な感じがしました。他にも雄安新区に行きました。市民服务中心(市民サービスセンター)というところに行くと、中には政府関係機関やホテルや本屋など色々な建物があります。その中に无人超市(無人スーパー)があります。入る前にケータイを使って自分の顔を登録し、入店して商品を手に取り、出口まで行くと顔と持っている商品をカメラが識別して、お店から出るとケータイで決済が終わっているという店員が必要のないスーパーです。中国の電子マネー関連にはとても驚かされます。雄安新区に行くと、中国の技術力の高さを感じることができます。タクシードライバーが、来年になるともっと楽しく遊べる場所になると言っていました。

2019年1月12日(月)から冬休みに入りました。4月から福山大学に1年河北大学から福山大学に留学に来る子と友達になり、彼が遼寧省瀋陽市に住んでいると聞いたので、15日(火)~18日(金)の4日間は瀋陽に遊びに行きました。4日間彼の家に泊めてもらいました。お父さんもお母さんもすごく優しくて、本当の家族のように接してくれました。自分の中国語もほめてくれて、とてもうれしかったです。また、彼には色々な場所に連れて行ってもらいました。中国の東北は戦時中は満州国だったこともあり、満州国時代に使われていた建物などが今でもかなり残っています。今も多くの人に使われている瀋陽駅も日本人が建てたものです。(東京駅に似ていると思います。)駅周辺に赤レンガ造りのような建物がたくさん建っていますが、これらもすべて日本人が建てたものだそうです。他にも清の時代の瀋陽故宮にも行きました。この4日間、何かを考えさせられたような気がします。

満鉄

瀋陽故宮

この留学を通して、自分の中国語のレベルが高くなったことにとても満足しています。留学前はHSK3級でしたが、帰国前に中国で5級を受けて無事に合格することができました。また、相手を理解して受け入れることがとても大事だということも学びました。海外に出ると、もちろん言葉は違うし、文化も違えば考えることも違います。しかし、そこで相手を理解して受け入れることで、自分のネットワークも視野も広がると思います。とても意味のある半年間の留学になりました。

 

学長から一言:佐野峻介君、半年間の河北大学での留学経験は、中国語の語学力のみならず、素晴らしい人間的成長につながったようで、送りだした大学としてもとてもとてもうれしいです!!!4月には河北大学で出来た友人が福山大学に留学してくるのですねッ!二人でぜひ学長室訪問をしてください。。。お待ちしていま~す!!!