【海洋生物科学科】マリンバイオセンター水族館が恒例の干支展示を開催中~新春 海のダービー2026~

【海洋生物科学科】マリンバイオセンター水族館が恒例の干支展示を開催中~新春 海のダービー2026~

皆さま、あけましておめでとうございます! 今年も福山大学マリンバイオセンター水族館をよろしくお願い致します。さて、美味しいおせち料理やお雑煮を食べたり、初詣に行かれたり、皆さまのお正月はどのように過ごされましたか? マリンバイオセンター水族館では、恒例となっているお正月特別水槽を展示しましたので、担当した海洋生物科学科4年アクアリウム科学研究室の菊池と藤原が報告します。(投稿は同学科FUKUDAI Mag.メンバーの阪本)

 


今年のテーマは競馬!

今回は、最近ドラマやアニメで注目されている「競馬」を題材に、「新春 海のダービー2026」のタイトルで展示を作製しました。展示レイアウトは競馬場ですが、競馬感を出しつつ正月らしさも表すのに少し苦労しました。競馬を知っている人なら「クスッ」と笑える小ネタを各所にちりばめながら、展示している “海の馬” たちの豆知識を知ることができるこの企画展は必見です!

1枠1番(穴馬)カブトガニ

カブトガニの英名はHorseshoe Crabで、今回のレースに出走が決まりました! 西洋では魔除けや幸運のお守りにもなると信じられてきた馬蹄(Horseshoe)とカブトガニの甲の形が似ていることが英名の由来です。展示している個体は尾道漁業協同組合の漁業者の方の網にかかったものを、傷をつけないように網を切りながら丁寧に外していただいた後、多くの方にご覧いただきたいとの思いから、当館に寄贈いただいたものです!

甲の幅はまだ20㎝に満たない大きさで、これから脱皮を繰り返して大きくなっていく、まさに成長期真っただ中! 成長すると、オスは甲の先端が(_∩_)このようにくぼむため、メスとの見分けがつくようになります。成長の勢いが止まらないカブトガニのレースを見逃さないで!

3枠3番(本命) ウマヅラハギ(雄)

ウマヅラハギはその名前の通り、顔が面長で馬のように見えることから今回のレースに出走が決まりました! ウマヅラハギには馬のたてがみのようにも見える硬い棘を備えた立派な背鰭があり、岩の隙間に体を固定するときに使用したり、捕食者から身を守ったりする役割があります。外観から雌雄の区別ができるとされていて、背鰭から口先にかけての頭部が雌ではほぼ直線状にまっすぐなのに対して、雄はやや膨らみます。また、「体高」と呼ばれる体の高さでも見分けることができ、体高が全長の42%以下だと雄で、44%以上だと雌・・・つまり体高が比較的低い個体は雄ということになります。今回はこれらの特徴を踏まえて雌雄1個体ずつ選出していますので、ぜひ見比べてください。また、鰭を動かす筋肉としてはたらく血合筋は雄のほうが発達していることから、より高い遊泳持久力があると考えられています。泳ぎの違いも見てみると面白いかもしれませんね!

たてがみのような背鰭をピンと立てて勇ましく泳ぐ本命 “ウマヅラハギの雄” を拝むことができたあなたは、エネルギッシュに駆け抜ける一年になること、間違いなし!

出走選出された雌のウマヅラハギ(左)と雄のウマヅラハギ(右)

この他にも “馬” の名の付く海の生き物には、マトウダイ(馬頭鯛)、バフンウニ(馬糞海胆)、マテガイ(馬刀貝)、タツノオトシゴの仲間(Seahorse)など、いろいろといますが、今回は瀬戸内海で馴染みの深い2種を選出しました。海の生き物たちを毎日見ている私たち学生スタッフも、新しい発見と驚きの連続です!

皆さまにもぜひマリンバイオセンター水族館にお越しいただき、新しい発見をしてもらえると嬉しいです! 今回の企画展を通して、海の生き物にまつわる新しい知識を少しでも知っていただければとの思いを込めて、学生スタッフ一同でお待ちしております!

 

展示期間:2026年1月5日(月)~2026年1月30日(金)

休 館 日:土・日曜日。なお、期間中の12日(祝)と16日(金)も休館になります。

開館時間:10:00~16:00

入 館 料:無料

インスタ:https://www.instagram.com/fukuyama_u_marinebiocenter/

 

 

学長から一言:因島キャンパスの附属水族館では、お正月にふさわしい恒例の特別水槽を設け、午年(うまどし)に因んで、馬の蹄を意味する英語名を持つカブトガニ、そしてウマヅラハギを展示。「新春 海のダービー2026」のタイトルの下、競馬の雰囲気も採り入れた、なかなかの趣向を凝らした展示で、きっと来館者の興味・関心を惹くこと間違いなしです。

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