【機械システム工学科】「海洋機械コース開設記念セミナー」を開催しました!
特別セミナー「瀬戸内エリアの海事産業を支える教育のかたち -海洋機械コース開設を地域とともに-」が、90名を超える参加者を迎えて2025年7月9日(水)に学校法人福山大学社会連携推進センターにおいて開催されました。この特別セミナーの様子を機械システム工学科のFUKUDAI Magメンバーの小林が紹介します。
本セミナーは、工学部機械システム工学科に海洋機械コースを開設したことを記念して催されました。海事産業界をはじめ地域社会の皆様に、コース開設の意義や教育内容を紹介して、産学官の相互理解と連携を深めることを目的として企画されたものです。

大塚 豊 学長による開会の挨拶
セミナーでは4つの講演がなされ、前半では梅國章工学部長と機械システム工学科田中寿夫教授から、福山およびその周辺地域の地場産業、さらには我が国の海事産業の現状と展望についてのお話と共に、福山大学機械システム工学科に海洋機械コースを新たに開設するようになった経緯についての解説がありました。
梅國 章 工学部長
田中寿夫 教授
また、後半では、機械システム工学科西尾茂教授から、新たに開設された海洋機械コースの具体的なカリキュラムの構成と設計意図についての説明がありました。それに続いて内海造船株式会社設計本部長の加賀正人氏から、福山・尾道を中心とする瀬戸内エリアにおける造船業の現状と大学が育成する人材への期待と望ましい若手技術者像についてお話いただきました。
西尾 茂 教授
加賀正人 内海造船株式会社設計本部長
講演会後には懇親会が開催されました。懇親会の開会にあたっては、学長の挨拶に続き、中国地区造船協議会副会長の久野智寛向島ドック社長に参加者代表としてのご挨拶をいただくとともに乾杯のご発声をいただきました。参加していただいた造船・舶用工業関連の企業の方々、官公庁や商工会議所関係の皆様の間で、くつろいだ雰囲気の中で共通の話題で大いに話が弾みました。


懇親会で熱心に意見を交わす参加者
猛暑の中にもかかわらずご参加いただいた業界関係者や官公庁・各種団体のみなさまに、厚くお礼申し上げるとともに、今後もますます福山大学との交流・連携を進めていただきますよう、お願い申し上げます。
学長から一言:この4月より工学部機械システム工学科に新設された海洋機械コースのキックオフにあたり、その意義を地域の関係者に広く知って頂くとともに、海洋機械に関わりの深い地元の方々との連携強化を図るために企画運営された特別セミナーは大盛況のうちに終了することができました。酷暑の中、またご多忙中にもかかわらず多数ご参加くださった関係の皆様に、私からも御礼を申し上げます。新コースの船出の催しとしては、予想を上回る効果を上げることができたと思います。「ボン・ヴォヤージュ! 良い航海を!」と心から祈ります。




