
【経済学科】広島県庁スポーツ推進課“スポーツアクティベーションひろしま”との特別連携授業を行いました
経済学科スポーツマネジメントコースの主要科目である“スポーツ経営学”に、広島県庁スポーツ推進課主催のスポーツコミッション事業である、「スポーツアクティベーションひろしま(以下 SAHと記します)」代表の秦アンディ英之代表にお越しいただき、SAH特別講義ならびに合同ワークショップが行われました。その様子を、スポーツ経営学を担当する経済学科の山下陽平がお伝えします。(投稿は、経済学科の FUKUDAI MagメンバーのCHOI)
特別講義では、広島県を取り巻くスポーツ環境、スポーツ資源や魅力について秦代表よりわかりやすく説明していただきました。
写真1:秦代表による講義の様子
写真2:秦代表の講義を聞く学生たち
学生たちもいつにも増して真剣に講義を聴講する様子が見て取れました。
講義の中で、広島横断型スポーツ応援プロジェクト「Team WISH」の紹介がありました。学生たちは普段からスポーツ経営に関する学習を行っていますが、広島に25以上のスポーツチームがあることに驚いている学生も多数いました。
秦代表から各チームの認知度に差があることが課題であると紹介されました。この課題について、秦代表と共に参加いただいた、SAHの皆さんと、「チームを知ってもらえる取り組み」について考えるワークショップを開催しました。
写真3:左より藤井課長、藤若主査、林田コーディネーター
今回のワークショップでは、以下の点を踏まえた上で実施しました。
①ターゲットの明確化 ②予算と資金調達の方法 ③活動期間の設定 ④人員配置と活用 ⑤対象チームをどうするのか ⑥実現可能かどうか
写真4:グループディスカッションの内容を発表する様子
SAHの皆さんのアドバイスをいただきながらグループディスカッションを行い、最後に課題解決案のプレゼンテーションを行いました。11組が発表し、上位4組には、特別賞(アンディ賞)が用意されていました。
写真5:特別賞(アンディ賞)の景品
以下に特別賞(アンディ賞)を受賞した学生のコメントを掲載します。
Aさん:「今回の特別講義やグループワーク、個人での課題を通して、プロスポーツチームの認知度向上にはすぐできそうな「広告を出す」ことだけではなく、ターゲットの明確化や資金調達、人員配置まで含めた戦略的なアプローチが必要であることを学ぶことができました。とくに、地域に根ざした活動やSNSの発信はとても重要なことだなと感じました。」
Bさん:「現場のSAHの方と話をする中で、実際に行っている取り組みや、限られた予算の中でも最大限に効果を出そうとする工夫を聞くことができ、とても刺激を受けました。」
Cさん:「チームでの活動では、自分たちが案を出した「フィジーク大会」はSAHの方に良い印象を持っていただいて良かったなと思っています。」
Dさん:「実際に三蔵祭でしてみたいなとも思いましたし、費用もあまりかからないとグループで話していたので自分たち的にも良い案だと考えました。1人では出ない案なので改めてグループワークの大切さを感じることができました。」
Eさん:「今後はこの体験を活かして、地元スポーツや地域活動に積極的に関わってみたいと思うようになりました。もし機会があれば、SAHさんや地域のスポーツ団体と一緒に実際のイベントや広報活動に携わってみたいです。その中で、自分のアイデアを実践し、現場で学びながら成長していきたいと考えています。」
以上のように学生にとっても非常に有意義な機会になりました。
秦代表は、本年2月にSAHの代表に就任されました。そして3月には、本学に就任の挨拶に来ていただき、今回の流れに至りました。秦代表の多様な御経歴から育まれた人間力や行動力には、学生だけでなく教員も見習うべき点が沢山ありました。今後も引き続きSAHさんと協力しながら学生の教育・研究活動を進めて、地域にとって有益なスポーツ経営人材の育成に努めたいと思います。SAHの皆様、とても貴重な時間をありがとうございました。
学長から一言:経済学科スポーツマネジメントコースの主要授業科目である「スポーツ経営学」では、「スポーツアクティベーションひろしま( SAH)」代表の秦アンディ英之様および同組織のスタッフの皆様を特別講師として招聘。広島県のスポーツ環境についての理解を深めるとともに、県内25ものスポーツチームの知名度を上げるための方策をグループワークで練り上げるなど、実践的なスポーツ経営が学べたようです。ご協力いただいたSAHの皆様に私からも感謝申し上げます。