
【経済学科】公益事業学会の会長選出ー野村 宗訓教授ー
経済学部経済学科の野村宗訓教授が、この度、公益事業学会の会長に選出されました。経済学部長早川から紹介いたします。(投稿は、経済学科の FUKUDAI MagメンバーのCHOI)
公益事業学会は1949年1月に設立された伝統ある学会であり、公益事業にとって重要な課題を学術的に探求する専門家の集まりです。学会に所属する研究者の専門分野は、経済学、経営学、法学、工学など多岐にわたっています。そして、会員には大学に所属する研究者だけではなく、行政や企業などで活躍する実務家も多く所属しています。学会は、多様な会員による議論を展開することにより、現実的な政策や事業経営を実現することに貢献してきました。
公益事業学会のそもそもの設立目的は、公益事業の研究を通じて、知識を研鑽、普及し、公益事業の健全な進歩発展を図り、公共の福祉増進に貢献することでした。戦後間もない頃、戦争中に空襲などで受けた被害があり、また終戦後の外地からの多数の帰還者のため、当時日本の社会・経済インフラ基盤は明らかに不十分だったと思います。そこで、交通や電気、ガス、水道など様々な公共サービスのインフラを維持していくために、公益事業を発展させる必要性があったと考えます。野村教授は交通インフラなど、公益事業のありようの研究において第一人者であり、今回、会長に選ばれました。野村教授の活躍によって、公益事業学会がさらに活性化されて、今も必要性があるインフラ整備、管理、維持などにも貢献するような学会活動が継続されることが期待されます。
野村教授、おめでとうございます。
野村教授からのご挨拶
「6月14日~15日に公益事業学会の全国大会が桃山学院大学で開催され、「公益事業にかかわるインフラをどう維持するか?」というテーマで、鉄道・電力・水道・人材派遣の専門家から現状が紹介され、将来課題を解決する手法について議論が展開されました。
今回が第75回の大会にあたります。このような伝統のある学会の会長を務めることになり、身の引き締まる思いでいっぱいです。教育や医療等の公共サービスも人口減少下で見直しが迫られていますので、官民連携を軸にリサーチを深めていきたいと考えています。」
経済学部経済学科教授 野村 宗訓
学長から一言:野村宗訓教授の公益事業学会長就任を心からお慶び申し上げます。日頃からの専門分野でのご研鑽と研究業績を学会員の皆様が評価された結果であり、同じ職場に属する者としてまことに誇らしく、嬉しい限りです。同学会の益々の発展のためにご尽力されることを願っています。おめでとうございました!