【国際交流】トビタテ!留学JAPAN フィリピン研修報告

【国際交流】トビタテ!留学JAPAN フィリピン研修報告

福山と海外をつなぐ様々な経験を通じ、グローバルな視野で地域の活性化に貢献したい・・・。そんな意欲ある学生を対象に、独立行政法人日本学生支援機構の官民協働海外留学支援制度を活用し、福山市が今年度から開始した「ふくやまグローカル人材育成事業」に「外国人を日本で受け入れるためのインターンシッププログラム」で応募して採用された経済学部国際経済学科3年生の新谷一樹さんより、フィリピン研修報告が届きました。(総務部企画・文書課投稿)

 

経済学部国際経済学科3年生の新谷一樹です。私は現在、トビタテ留学JAPANの9期生、福山地域人材コースでは1期生としてフィリピンのネグロス島に滞在しています。

現在、フィリピンに来てから約3か月が経過しました。最初の2か月はセブで集中的に英語学習に取り組み、残りの4か月はネグロス島で英語学習とインターンシップ活動を行っていきます。

セブ島で学校に通い始めた時には、ほとんど話せなかったのですが、1か月ほどでコミュニケーションが少しずつとれるようになり、2か月たった頃には自分のアイデアを相手に伝えられるようになりました。

また、学校には日本人、中国人、台湾人、韓国人が在籍し、いろいろな国の人と交流ができる場が身近にあるのはとても良かったです。特に、台湾人の友達や台湾人のルームメイトは、小学校から英語教育を受けているせいか、英語能力が高く英会話がとても上手でした。そして、授業以外にはジンベエザメと泳げるオスロブに行くツアーに参加して交流を深めました。

オスロブへのexcursionの写真

今思えば、友達やルームメイトに英語を使うのはすごく練習になったなと思います。特に、ルームメイトの台湾人にはいつも英語を教えてもらっていて、TOEICもスコアが890点持っていることもあり、とても教えるのが上手でした。というわけで、とても恵まれた環境で英語学習に取り組むことができました。

さらに、ネグロス島でインターンシップを行うためには英語を使うコミュニケーションが必要だったため、非常に良い経験になりました。

現在は、セブ島での英語学習を終えてネグロス島に滞在し、DETiという学校で英語学習とNGOのIMAGINUSさんの活動に参加せていただいています。Chada projectというカバヤブサン村の現地団体と協力して村の所得向上を目指すコミュニティ開発のプロジェクトに参加して、国際協力の現場を通してインターンを経験していきます。

カバヤブサン村は山奥にある村で、車ではいけないため、ハバルハバルというバイクに乗って移動します。

 

ハバルハバル

舗装のされていない岩だらけの凸凹道を登っていきます。

村人は、基本的にサトウキビの年1回の収穫期に得られる収入である約3,000ペソ(約6,000円)のみの収入で生活をしています。

そこで、サトウキビ農家の人たちの所得向上を目指すコミュニティ開発を行っています。

現在、Chada projectにはフィリピンカラーのミサンガとKabayabsan村で作られたコーンを使ったコーンティーやコーンコーヒーがプロダクトとして作成されています。

ミサンガとコーンティー

今後の私の活動では、コーンティーが持つ課題の改善と、ミサンガはすでに商品として売れているものなので、マーケットの拡大とミサンガの拡張(ミサンガをキーホルダーにしてみるなど)への挑戦、また新プロダクトの開発にトライしていく予定です。

現在は、新プロダクトを作成しようと考えていて、そのためのドラフト作り、情報収集、サンプルの作成を目指しています。それを行うために、マインドマップやTarget analysisの作成を行っている最中です。年内にはサンプルを作成し、承認されれば、年始に村でプロダクトの作り方のワークショップを開こうと考えています。

どこまでできるかわかりませんが、インターンとしての活動はまだまだこれからです。しかし、できる限りコミュニティに貢献できるように頑張ります。

 

学長から一言:福山市や福山の地元企業のたくさんのご支援を受けてのトビタテ留学事業ですが、しっかり学生は飛び立っていますよ!!!国内、国外の皆様のご支援に心から感謝!!!新谷君、成果編を期待していま~す!!!