【機械システム工学科】学術講演会で学生が発表!

【機械システム工学科】学術講演会で学生が発表!

日本産業技術教育学会第34回四国支部大会講演会が12月1日(土)に高知大学にて開催され、工学部機械システム工学科の学生が発表しました。機械システム工学科の小林が報告します。

今年の四国支部大会には29件の発表があり、盛況な講演会でした。
機械システム工学科からは3年生の高原さんが発表しました。高原さんは1年生の時からモノづくりサークルに所属し、昨年は熊本大学で開催された平成29年度第2回日本科学教育学会研究会(九州沖縄支部開催)でも発表を行っています。生命工学部海洋生物科学科3年生の藤木さんと一緒に、子どもたちにモノづくりを教えるための教材を開発しており、彼女たちが開発した教材は好評で、次の教材を楽しみにしている子どもたちは大勢います。

「モデルロケットを用いたモノづくりカリキュラムの検討」

今回の発表はモデルロケットに関するものでした。モデルロケットは火薬を使用したロケットで、全国大会や世界大会も開催されています。小さなロケットですが、火薬を扱うため、発射にはモデルロケット従事者資格のライセンスが必要です。
発表の表題は「モデルロケットを用いたモノづくりカリキュラムの検討」で、小中学生の理科離れ対策としてモデルロケット製作の学習カリキュラムを検討した結果について発表しました。このカリキュラムのポイントは、学習者が重心位置や圧力中心の位置をどこにすればいいのかなどを考えながら、自分達で工夫できるようにした教材用のモデルロケットを用いるということです。楽しみながら知らず知らずのうちにロケット工学の基礎が身につく仕掛けになっています。

「製作するモデルロケット」

質疑応答では時間を超える多くの質問がありましたが、高原さんはしっかり回答していました。また、発表後には他の発表者らに自分の研究内容のコメントを求めていました。

高原さんはすでに次の教材の開発や発表のことを考えているようです。
今後の研究の進展が楽しみです。

 

学長から一言:高原さん、がんばっていますねッ!工学好きの女子学生としても、子ども達のあこがれのロールモデルにしっかりなってくださいねッ!期待していま~す!!!