福山大学緊急地震速報訓練の実施について

   令和2年11月5日(木),2限目終了時点の12時10分発令で緊急地震速報訓練を実施しました。今年度は,内閣府(防災担当)及び気象庁が,同日午前10時頃に緊急地震速報の全国的な訓練を実施するように呼びかけました。本学では,それに合わせて,年1回義務づけられている自衛防災訓練も兼ねての実施でした。

 事案は大規模地震災害を想定し,震度6強の地震が発生しましたが,建物や設備に大きな被害は発生せず,屋外への避難が可能としました。12時10分の発令とともに,シェイクアウト(姿勢を低くして,身体や頭を守り,揺れが収まるまで待機する)を行った後,学内5箇所の災害時一時避難場所へ避難を実施しました。

 今年度は新型コロナウイルス感染症のため,対面授業のみならず一部で遠隔授業が行われています。したがって,1週間前に緊急地震速報訓練の実施を告知して,大学キャンパスにいない場合でも,定刻になったらシェイクアウトなどの一連の動作を行うように学生などに求めました。また,瀬戸内海の因島にある内海生物資源研究所でも,避難訓練を実施して避難場所において全員の無事を確認後に解散,施設及び船舶の無事も確認して終了しました。

 避難訓練時には,メールを利用した安否確認訓練を同時に行っており,実際の災害発生時に学生及び教職員全員の安否確認,被害状況,登校可能性などの情報収集をして,授業継続や休校などの判断が速やかに行えるようにしています。

 現在はどのような災害がいつ,どこで起こっても不思議ではありません。自然災害が少ないといわれる福山市において,気を緩めることなく,毎年,同様の訓練を実施していきたいと思います。

 

                                 2020年11月12日

                                 危機管理委員会