【情報工学科】未来を体感できる!それは体験展示!

【情報工学科】未来を体感できる!それは体験展示!

「リモコンのない世界」やVR・AR環境、避難・観光の行動分析など、未来の世界を体感できる展示が工学部棟の2階に出そろいました。さっそく笠岡工業高校の皆さんが訪問されましたので、体験していただきました。
情報工学科の中道が紹介いたします。

最初は「HCI実験室」

HCI実験室

手前にあるのはVR(virtual reality:仮想現実)の空間を歩いた気分になれるVRデバイス「Virtuix Omni」
ゲームに詳しくてすでに知っている高校生もいました。いまや警備会社の訓練はVR空間上で行ったりもしています、と説明するとVRはゲームだけじゃないことを実感されていました。
奥にあるのは「視線計測環境」、Webのお店では訪れて買ってくれるのは100人に1人ぐらい、でも視線分析して100人中2人が買ってくれるだけで売上2倍、それぐらいWebのデザインって重要っていうことがわかっていただけたようです。

続いて「リモコンのいらない世界」

リモコンのいらない世界

研究のときは「ポインティング」と言ったりしますが、簡単に言うと指差しだけで操作できるということです。手前は、ポインティングを応用したカーナビです、画像ではシートしか映っていないですが、ぜひ体験しに来てください。
奥にあるのは医療ベッド、こちらは一度「ポインティング」のデモを見た医療系の方からの依頼で始めたばかり、寝ながら天井の部分に映ったものに対して操作する感じになります。

部屋を移動して,ポインティングが実現された後の「リモコンのいらないリビング」

リモコンのいらないリビング

リモコンのいらないリビング

16:10の200インチスクリーンで実際のリビングに近い状況が映し出されています。ここではライトを指差すと点灯/消灯、TVを指差すとチャンネル選択、エアコンを指差すとメニュー画面、といったこれまでリモコンを使って操作してきたリビングの環境がこんなに変わるということを体感していただきました。

最後に「避難/観光の行動分析」

避難 観光の行動分析

避難 観光の行動分析

福山市では、案内板を設置するにあたってスマートフォンで迷った地点・タイミングを記録して設置場所を決めています。と言うと納得されていました。これを避難行動のときに使うと避難で迷う地点もわかります。
ちなみに赤い服はただのユニフォームではありません、着るだけで、心拍など人が発しているさまざまな情報を測定できる機能素材です。心拍で迷いの状態がわかったらサポートする画面がスマートフォンに出てくるとか、そんな未来はもうすぐそこかもしれません。

「情報」というと社会を支えていて目に見えない部分も多いですが、このように皆さんの生活を変えてしまうような可能性もたくさんあります。ぜひオープンキャンパスのときなどもっとゆっくり体験していただけたらと思います。

 

学長から一言:何だか凄い世界になってきましたね。。。未来の体験と行っても、その未来はすぐそばに近づいているみたい。。。楽しみというか。。。「ついて行けな~い」という感覚も。。。(老婆の感想)