【心理学科】犯罪心理学研究室の2名が青少年健全育成の功労で表彰!

【心理学科】犯罪心理学研究室の2名が青少年健全育成の功労で表彰!

心理学科の学生2名が、広島県警から感謝状をいただきました!

皆さんこんにちは、心理学科の大杉です。先日の学生表彰に続きまして、本日も表彰の報告です。

犯罪心理学研究室の4年生2名が、青少年健全育成の功労により、広島県警察本部生活安全部少年対策課長から感謝状をいただきました!
1月29日(水)に受賞に至った経緯などを説明するため、学長室訪問を行いましたので、その際の様子を指導教授の平伸二教授に紹介いただきます。

***********************

心理学科の平です。
犯罪心理学研究室のゼミ生である木村兼士朗君と半山智也君が、揃って広島県警察本部生活安全部少年対策課長から感謝状をいただくという栄誉に浴しました。当日は半山君に先約があったため、木村君が代表して受け取りました。

<原田少年対策課長から木村君への感謝状授与>

学長室訪問では、感謝状を持参してこれまで取り組んできたことを説明しました。
受賞理由は、「少年サポートルームふくやま」という非行少年等の立ち直り支援に参加して、子どもたちに基礎的な勉強を教えたり、子どもたちとものづくりや遊びを通じて心を通わせたりする活動への評価でした。

<松田学長へ報告する木村君と半山君>

木村君と半山君は、3年次の犯罪心理学研究室配属後から、子どもの安全安心な環境作りを推進するPACE福山支部に所属して、さまざまな防犯ボランティア活動を行ってきました。PACE福山支部は結成15年目を迎えるボランティア団体であり、主に小学校での「地域安全マップ指導」を行っています。

また,PACE福山支部は,下記の一般市民,教員,大学生などを対象とした防犯ボランティア研修会で,ボランティア活動を紹介する講師としても招聘されています。

  • 岡山県地域安全マップ指導者講習会(2019年2月16日,おかやま西川原プラザ)
  • 岡山県学生防犯ボランティア連絡協議会(2019年2月27日,岡山県警察本部)
  • 福山市地域防犯活動リーダー研修会(2019年11月13日,福山市役所)

彼らの所属するPACE福山支部は、2019年6月、これらの活動実績から、広島県防犯連合会長・広島県警本部長連名で地域安全活動に対する功労により表彰状も授与されています。

半山君は犯罪心理学を学ぶために静岡県から本学へ進学してきました。1年次から広島県県警本部長から委嘱されて少年補導協助員として、非行少年の立ち直りに関わってきました。また、こども家庭センター(児童相談所)の一時保護所の当直として勤務もしてきました。一時保護所は、児童虐待などで緊急に子どもを保護する必要がある場合に収容する施設であり、児童虐待の認知件数が増加している現状にあって、重要な役割を持っています。このような経験を活かして、卒業後は子どもの犯罪被害防止及び心理的ケアに関する活動により深く関わる予定です。

<半山君の感謝状>

木村君は、岡山県学生防犯ボランティア連絡協議会、福山市地域防犯活動リーダー研修会の講演では、中心になってPowerPointを作成し、プレゼンも見事に行っています。卒業論文では、万引き防止の研究に取り組み、店員による優しい挨拶と声かけが万引きを抑止することを明らかにしました。4月からは広島県警察に警察官として採用が決まっており、種々のボランティア活動と本学で修得した研究成果を活かして、警察官として犯罪防止や犯罪捜査に活躍することと思います。

<木村君の感謝状>

松田学長からは、本学の学修を活かして、新たな環境でもさらに目標に向けて前進するように激励を受けました。最後に、記念撮影もしていただきました。
高校まで硬式野球部の捕手として活躍した木村君、本学陸上部主将としても頑張った半山君という体育会系の2人ですが、心はとても穏やかで優しく、学長との面談でも礼儀正しさの中にも人柄の良さがにじみ出ていて、今後の彼らの成長がますます楽しみになってきました。

<学長との記念撮影>

以下、木村君と半山君の感想です。

人間文化学部心理学科 4年生 木村兼士朗君
この度は感謝状をいただき大変うれしく思っています。私は、サポートルームへ4年生から参加しました。参加し始めた頃は,空気が読めず自分の感情を上手く表現できていなかったり、警戒していたりした子どもが、次第に感情を上手くコントロールしたり、場の空気を読めたり、心を開いてくれたりするようになりました。子どもたちの方から「来週は来るの?」「(勉強のわからないところを)教えてください。」「木村さんに教えてもらいたい。」と言われたり、職員の方から「子どもたちの良いモデルになっている。」「子どもの方から木村さんに教えてもらうのが一番わかりやすい。」など言われたりすることに嬉しく思いました。バイトや地域活動で普段から小学生と関わることが多く、子どもたちの成長に携われることはとてもやりがいがあります。大学を卒業して、今春からは警察官になります。そのためにサポートルームの経験、犯罪心理学研究室及びPACE福山支部での活動を活かし、子どもの健全な育成に携われるようになりたいです。

人間文化学部心理学科 4年生 半山智也君
私は犯罪心理学の研究の第一人者である平伸二先生のもとで犯罪心理学を学びたいと思い、地元静岡から福山大学へ入学しました。1年次から、広島県警察本部長から委嘱された少年補導協助員として活動してきました。その一環として、少年サポートセンターふくやまで、あまり学校に馴染めない子どもたちに勉強を教えたり、一緒にレクリエーションなどをして人との関わり方を教えたりしてきました。現在は、ゼミの3年生も併せて約10名で活動しており、3年生への指導もおこなっています。昨年は、香川県での「インターネット利用に係る非行及び被害防止対策セミナー」に参加し、インターネット利用の事情に詳しい専門家の話をきくことができました。そこで学んだことを3年生たちに伝えて共有し、子どもたちと向き合うための知識を深めていきました。PACE福山支部での活動や、子ども家庭センターでの活動をとおして、将来子どもたちと関わるような職業に就きたいと思いました。

***********************

大学生活において一貫して行ってきた活動が評価されるのはとても嬉しいことですね。今後の益々の活躍を、心から期待しています!

 

学長から一言:平ゼミは、地域貢献活動が盛んなので、そして青少年と関わることも多いので、学生がしっかり成長していますねッ!二人とも顔が輝いています。。。卒業後の活躍がとても楽しみ!!!