【国際センター】インドネシア・ジョグジャカルタ国立大学教員を受け入れ、教育・研究・地域貢献に関する学術交流を実施

2026年9月26日から29日にかけて、インドネシア共和国のジョグジャカルタ国立大学(Universitas Negeri Yogyakarta)から、Sisca Rahmadonna博士、Suyantiningsih博士のお二人を本学へお迎えしました。今回の訪問は、本学とジョグジャカルタ国立大学との大学間交流協定に基づくもので、教育・研究・地域連携に関する協力強化を目的として実施されました。以下、国際センターの伊丹センター長によるリポートを、福大Mag.メンバーの趙建紅が投稿します。

 


お二人は9月26日に来日し、東京都内で1泊した後、27日に福山市へ到着されました。同日、伊丹副学長との事前協議を行い、両大学の教育・研究交流の現状や今後の展望について意見交換を行いました。

その後、福山市を代表する歴史的景観地区である鞆の浦を訪問し、資料館等の見学を通して地域における伝統行事や文化継承の取り組みについて理解を深めました。地域の歴史や文化を次世代へ伝える教育の重要性について意見を交わし、その成果を今後の大学での教育・研究活動へ反映していくことを確認しました。

【鞆の浦で福山の歴史や文化に触れました(左:Sisca Rahmadonna博士、右:Suyantiningsih博士)】

9月28日午前には、内海生物資源研究所を訪問し、同研究所で実施されている教育研究活動について説明を受けるとともに、今後の学術交流の可能性について協議を行いました。

【因島の内海生物資源研究所において大型のハタへの餌やりと現場での学生の学びについて論議】

午後には学長表敬訪問を行い、両大学の交流のさらなる発展に向けて懇談しました。続いて、本学情報工学部の金子教授をはじめとする教員との研究交流を実施しました。協議では、AIを活用した大学教育のあり方や情報工学分野における教育課程の構築について活発な意見交換が行われました。金子教授は2025年にジョグジャカルタ国立大学を訪問し学術交流を行っており、その交流実績を踏まえながら、両大学による共同研究の推進や、本学教員による特別講義の実施について協議しました。

                         【学 長 訪 問】

【情報工学科でのインドネシア語-日本語同時翻訳ソフトも活用した討議】

9月29日午前には、地域コミュニティにおける教育実践を学ぶため、広島平和記念資料館などを視察しました。地域資源を活用した教育や平和学習の取組について理解を深める貴重な機会となりました。

午後には、教職課程履修学生および関係教員を対象とした特別講義を実施しました。講義では、第1部「文化に根ざした教材の開発」、第2部「地域固有の知恵を活用した学習メディアのデザイン」をテーマに、インドネシアと日本の事例を比較しながら、教育が地域社会の伝統や文化の継承に果たす役割について講演いただきました。参加者との活発な意見交換も行われ、国際的な視点から地域教育について学ぶ有意義な機会となりました。

【学生へ対する授業修了後、修了証書を大塚学長から受け取る】

【授業終了後、学生との交流会を楽しむ】

今回の訪問を通じて、両大学は教育・研究・地域連携の各分野における具体的な協力方策について協議を行いました。その結果、共同研究の推進、特別講義の実施、地域社会への教育貢献活動の展開など、多くの協力事項について合意が形成されました。今後も本学はジョグジャカルタ国立大学との連携を深化させ、国際的な教育研究活動のさらなる発展を目指してまいります。

 

 

学長から一言:ジョグジャカルタ国立大学のSisca Rahmadonna教育学部長およびSuyantiningsih先生が、限られた旅程を最大限に使い、本学との多大な交流の成果をあげて帰国されました。その万般をアレンジし、対応に当たった国際センターの皆様の努力の賜物です。教育におけるAI活用に関する情報工学科教授陣との討議、地域の文化や知恵を教材化する方法に関する教職課程受講生ほかに向けての特別講義は、活動中のハイライト。これまで続いて来た両大学間の交流をさらに一歩前進させるものでした。

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