【電気電子工学科】通信インフラをエネルギー面から支えている会社を見学!
工学部電気電子工学科ブログスタッフの伍賀です。電気電子工学科では、講義や実験だけでなく、実社会で活躍している企業の現場を直接見学する機会を設け、学生の視野を広げる取り組みを行っています。工学部では建築学科や情報工学科においても学外での見学や実地研修が積極的に行われており、分野を超えて「現場に学ぶ」教育が重視されています。今回、沖准教授より通信インフラをエネルギー面から支えている企業の見学に関する報告が届きましたので、その様子をお伝えします。
2026年3月13日(金)に、NTTアノードエナジー株式会社(※1)中国支店の会社見学をさせて頂きました。NTTアノードエナジー株式会社は、平常時だけでなく災害など非常時にも通信インフラが停止しないよう電力を供給したり、グリーン電力の発電・アグリゲーション・小売りなどを行っている会社です。(アグリゲーション:⼩規模な再生可能エネルギーや需要家を一つに束ねて効率的に管理すること※2)参加学生は、電気電子工学科の有志で2年生3名です。写真の両サイドは案内していただいた方々、中央の3名が参加者です。
NTTアノードエナジー株式会社のある尾道ビルは、尾道駅から1.2kmほど西側にある、赤色と白色の特徴的な大きなアンテナタワーがある建物の中にあります。
当日は次の内容でした。
・<電力設備>尾道ビルの電源システムの見学
・<発電設備>瀬戸田町にある太陽光発電所の見学
・<アグリゲーション設備>蓄電所の紹介
<<電力設備>>
まず、会社の概要説明と、電力設備の重要性について説明がありました。
次に、ビルにあるNTTの通信設備の電力システムを見学させていただきました。この報告では全部はお見せできないのですが、建物内の電力系統の実物を見せて頂きました。説明では、実際の設備の役割、部品の働き、電線の太さの違い、情報の管理、機器の進歩の歴史、機器の更新方法など、様々なものを教えて頂きました。もちろんこれらは平時は発電所から送られてくる電力で動作するのですが、地域が停電しても通信は止まらないようにするための非常用発電機、令和6年能登半島地震などの災害時に通信設備に電力を供給した非常用電源車についても見ることができました。

非常用電源車
<<発電設備>>
次に、車で移動して太陽光発電所を見学させていただきました。
施設内では実際の装置を見ながら、太陽光パネルで発電した電気をどの様にして社会に届けるのか説明を受けました。
<<アグリゲーション設備>>
次に、尾道ビルに戻り、NTTアノードエナジー株式会社の取り組んでいる蓄電所の説明がありました。
カーボンニュートラルに向けて小規模な自然エネルギー(再生可能エネルギー)を有効利用するためには、電力需要の変化に対応するために一時的に電気を貯めておく大事な設備の概要を学びました。
<<おわりに>>
これらの設備が扱えるように、社員の多くが電気主任技術者の資格を取得しているそうです。電気電子工学科にも、この資格を目指した学びがあります。学生の皆さん、ぜひトライしてみてください。
最後に、当日ご案内いただきましたNTTアノードエナジー株式会社中国支店の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
参考引用:
※1 NTTアノードエナジー株式会社:https://www.ntt-ae.co.jp/
※2 アグリゲーションとは?(国立研究開発法人産業技術総合研究所):
https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/20240424.html
※3 NTT西日本|尾道ビル(電話局の写真館):
https://denwakyoku.jp/onomichi.html#google_vignette (2026.03.16参照)
学長から一言:電気電子工学科では、教室内で学ぶだけでなく、時に教室を飛び出し、専門分野の学修内容に関連した職場を訪問し、知識を「本物」にしています。今回は、災害などの緊急時にも途切れること無く電気を供給し、通信インフラを守るために、再生可能エネルギーを利用した仕組みや施設・設備を直に体験。現場で学ぶことの重要性が認識できたことでしょう。ご協力いただいたNTTアノードエナジー株式会社の皆様に私からも御礼を申し上げます。








