卒業論文発表(広島県中小企業家同友会福山支部)
経済学科4年の小畑さくらさん(広島県立福山明王台高等学校出身)が、2月10日(火)に、広島県中小企業家同友会(以下、同友会)福山支部の定例会議において、卒業論文の研究成果を発表しました。
3年次に参加した同友会主催の「Jobwayローカルジョブサミット」をきっかけに、地域の中小企業と若者の就職の関係に関心を持ち、卒業論文では「広島県の中小製造業における若手人材の確保と定着」をテーマに研究を行いました。
ジョブサミットでプレゼンをする小畑さん
厚生労働省などの統計によると、製造業では高齢就業者が増加する一方で若年層は減少傾向にあり、特に小規模企業では若手人材の確保が難しい状況にあります。さらに、新規就業者のうち2~3割が3年以内に離職していることから、若手人材の定着は製造業全体の重要な課題となっています。
こうした背景を踏まえ、小畑さんは広島県の人口動向や産業構造、製造業の年齢別就業状況などの統計データを整理するとともに、同友会事務局へのインタビュー調査を実施しました。さらに、同友会加盟企業10社へのインタビューを通じて、若手人材の確保や定着に向けた取り組み、企業が直面している課題、現在行われている対応策などを調査・分析しました。また、福山大学就職課へのインタビューも行い、学生・企業・大学・同友会・行政それぞれの視点から、若手人材の確保と定着に向けた改善策について考察しました。
この研究内容に関心を持った同友会から「ぜひ調査結果を発表してほしい」との依頼があり、今回の発表が実現しました。当日は「中小企業の課題を学生の視点から学ぼう」をテーマに開催され、会場には約10名の委員が参加され、遠方の委員はオンライン(Zoom)で参加されました。
発表後には質疑応答と意見交換の時間が設けられ、広島県における若者の県外転出の傾向やその要因、中小製造業に対する学生のイメージの変化、若手社員の定着に向けたキャリア形成のあり方、大学主催イベントの参加率向上の方法などについて、活発な質問や意見が寄せられました。
研究成果を発表する小畑さん(右奥)
学生の研究成果を地域の企業関係者と共有し議論する、貴重な機会となりました。このような発表の機会を提供していただいた同友会の皆さまに、心より感謝申し上げます。




