【機械システム工学科】工場見学企画; 「船の建造現場を知るチャンス」実施レポート
機械システム工学科では,2月16日に教養ゼミの一部として生口島/瀬戸田に在る造船所の見学を実施しました。船の建造現場を間近で見るとともに、建造に関わる方々から話を聴く機会がありました。見学の様子について、機械システム工学科の西尾教授から報告が届きました。(投稿は機械システム工学科のFUKUGDAI Magメンバーの小林です)。
海洋機械コースの設置
機械システム工学科では、2025年入学以降の学生を対象に、海洋機械コースのプログラムを始めました。本年度、対象となる学生が入学し、いよいよ本年(2026年)4月から、学科内でのコース分けが実施され、本格的な専門科目の講義がスタートします。この機を前に、船舶の建造現場をより深く知ってもらう機会の提供を考えて、工場見学の企画を立てました。

参加学生
本企画に応募した学生は総計4名(1回生;2名,2回生;3名)でした。教養ゼミは1回生配当の科目ですが、上級生も特別聴講生としての参加を認め、企業研究の機会として興味を持った2回生が参加してくれました。応募期間が短かったことと、定期試験後の期間の実施にもかかわらず参加してくれた学生の意識は高く、積極的な参加姿勢が好印象でした。

訪問先
今回の訪問先は、内海造船株式会社/瀬戸田工場でした。瀬戸田工場は、東京ドーム4個分の敷地に最大長さ188mの船舶の建造が可能な船台と複数の修繕ドックを持つ工場です。参加学生4名は皆、初めて見る大型船舶建造の現場を見て、驚きを隠せない様子でした。当日は、同社因島工場で昨年建造された大型の最新鋭フェリー「さんふらわあ かむい」が一年点検のために艤装岸壁に係留されていました。白/青で塗り分けられた船体に太陽のデザイン。乗り物好きが集まる機械システム工学科の学生は興奮を隠せない様子でした。



海事産業と船舶建造過程を知る
今回の企画では、工場内を見て回るだけではなく、我が国にとっての海上輸送の重要性や、設計から完成に至るまでの船舶建造過程全般の解説を聴く機会が設けられました。当初、「勉強」に相当する解説は「飽きてしまう」のではないかと、企画側では心配しました。しかし、終了後のアンケートの結果では、意外にも興味を持ったプログラムのトップに、この解説を挙げた学生が複数いました。学生の「真面目さ」を疑った企画側の浅はかさを反省しました。

協力と感謝
本企画は、発案から実行までの期間が非常に短かったにも関わらず、成功裡に終えることができました。これは、内海造船の皆さまの臨機応変かつポジティブな対応なしには実現できませんでした。改めて、感謝申し上げます。また、短期間での学生への案内や勧誘にご協力いただいた学科内構成員の皆さまにも、お礼申し上げます。
参考文献
[1] 【機械システム工学科】「海洋機械コース開設記念セミナー」を開催しました!,学長ブログ,福山大学,2025年7月 https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/112031/ (参照:2026-02-24)
[2] 施設概要,内海造船株式会社 https://www.naikaizosen.co.jp/company/facilities/ (参照:2026-02-24)
[3] 船の紹介(深夜便新造船/2025年就航),商船三井さんふらわあ
https://www.sunflower.co.jp/route/facilities/midnight/inboard-map/kp.html (参照:2026-02-24)
[4] 池田征治,15,600総トン型旅客船兼自動車航送船“さんふらわあ かむい”の紹介,日本船舶海洋工学会誌,第120号,pp.34-36,2025.
学長から一言:機械システム工学科の海洋機械コースの本格始動を前に、造船の現場を見学する機会に恵まれました。西尾茂教授の尽力で企画・実施され、場所は地元の内外造船株式会の瀬戸田工場。タンカー、コンテナ運搬船、自動車運搬船、カーフェリーなど各種船舶の建造で有名な同社の全面協力で実現しました。今や内外の注目を集める造船・船舶など海洋機械のものづくりに情熱を燃やす若者には、たまらない魅力に溢れた一日だったでしょう。




