【海洋生物研究会】第3回アマモの種まき体験・セミナー in 尾道に参加しました!
海洋生物研究会広報担当の佐藤です。今回は、11月2日に行われた「第3回アマモの種まき体験・セミナーin尾道」の活動報告をいたします。(投稿は、海洋生物科学科 FUKUDAI Mag.メンバーの阪本)
アマモの種まき体験・セミナー in 尾道
研究会としては昨年度に続き2回目の参加となり、今年もアマモの種まきや水中ドローン体験の合間に実施される「海岸で見つけた生き物観察」の講師を務めました。

当日の参加者は一般参加の12名とこの取り組みに賛同される企業7団体から14名に加え、尾道市立浦崎中学校から63名、尾道市職員や海洋生物研究会のメンバースなど運営スタッフを含めた合計109名に及びました。皆さんと一緒に開会式に参加し、尾道市長のご挨拶、アマモの説明や活動の注意点を聞いた後、部員18名は陸上班と採集班に分かれて活動しました。

開会式
まず陸上班は、参加者の皆さんと一緒に、アマモの種まきをしました。アマモの種をまくために、水に溶ける寒天粘土に種子と根が掴みやすくするためのカキ殻と、発芽後の栄養分となる腐葉土を混ぜます。各々会話を弾ませながらアマモの種子団子を作っていました!

種子団子の作製
ハートや犬(?)など思い思いのアマモの種子団子を作っていました!

犬(?)の種子団子🐶

種まき作業
完成した種子団子を、アマモ場が広がるよう祈りながら海へ投げ入れました。種まきのあとは、干潟で生き物の採集を行いました。

干潟の生き物採集

生き物は見つかったかな?
採集班が集めた生き物と、参加者の方々が集めた生き物を集めて、生き物それぞれについて解説しました!

集めた生き物を、種類別にバットに分けて観察しました。たくさんの生き物が採集できました。


テッポウエビやツメタガイ
ヨウジウオなども採集され、干潟の豊かさを実感しました。

オクヨウジ
採集が終わったあとは、参加者全員で干潟の清掃活動を行い、環境への意識を高めることができました。

干潟の清掃活動
アマモは海の中でたくさんの生き物の棲み家となる「海のゆりかご」とよばれ、海洋の環境を守るためにとても大切な植物です。昨年度から続く尾道市と連携したアマモ場や干潟の保全活動を、今年度も引き続き継続して行うことができたことをとても嬉しく思います。自分たちの手で環境を守るための活動行うことができ、多くの学びと達成感を得ることができました。

最後に参加者全員で集合写真
今後も積極的に活動し、日々の学びを地域に還元していけるよう取り組んでいきます!
松永湾里海協議会
最後に告知になります! 尾道市では衰退した松永湾の再生を目指し、産官学民による連携を強化するため、新たに松永湾里海協議会を設立します。その設立を記念し、11月17日(月)の16時から、尾道駅前のしまなみ交流館にて、~松永湾里海協議会記念シンポジウム~「松永湾を次世代につなぐため 今、私たちにできること」が開催されます。私たちも出席予定ですので、皆様のご参加お待ちいたしております!

学長から一言:学友会サークルの一つ、海洋生物研究会が昨年度に続き今年も近隣の尾道沿岸の瀬戸内海の環境を守るために、地元の同じ思いの方々と一緒に、アマモの藻場づくりに協力しました。「第3回アマモの種まき体験・セミナーin尾道」への参加です。アマモの種子を寒天粘土とカキ殻と栄養分の腐葉土を混ぜたアマモの種子団子を作り、それを海に投げ入れた後は、サークルにふさわしい海の生き物の観察も行うなど充実した活動をこなしたようです。お疲れさまでした。よく頑張りました。




