人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【心理学科】 広島県こども夢基金活動助成交付の報告

【心理学科】 広島県こども夢基金活動助成交付の報告

心理学科赤澤です。2025年10月30日に、心理学科発達心理学研究室の3年生が学長室を訪問し、大塚学長に広島県夢基金活動助成金交付について報告しました。(投稿は、向井です。)

 


 <大塚学長を囲んで記念撮影>

心理学科では、2007年度から福山駅福山城口前の学校法人福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにて、乳幼児の親御さんを対象とした「子ども遊び広場」活動を実施してきました。2015年度から発達心理学研究室の学生がその運営に携わるようになり、「幼保連携型認定こども園 こどもえん つくし」と協働しながら活動を継続してきました。2024年度は、活動10年目の節目の年でしたが、11年目にあたる2025年度も活動を実施することになりました。
 
活動の継続・実施は学生達の意思に委ねられていますが、今年度のメンバー7名が相談して、活動を継続することを決めました。まず、取り組んだのは、子ども遊び広場活動の活動費を得るための助成金申請です。2025年度は、(公財)ひろしまこども夢財団の助成金申請代表者を塩田愛莉さん(発達心理学研究室3年:比治山女子高等学校出身)が務め、審査を受けた結果、めでたく助成金を交付していただけました。今回の学長室訪問は、助成金獲得とこども遊び広場の継続実施の報告でした。まず、代表を務めた塩田さんが、大塚学長に助成金獲得の経緯を説明しました。

<大塚学長に助成金獲得を報告する塩田さん>

次に、各学生が活動における自身の担当について説明し、意気込みを伝えしました。本活動は当初、教員が募集活動などを行ってきましたが、現在は全て学生達が行っています。公式ラインを立ち上げ、広報のためのポスターを作成し、作成した募集ポスターを広島県の子育てポータルイクちゃんネットに投稿するなど初めての試みで四苦八苦ではありますが、全員で役割を分担し取り組んでいるところです。学生たちは緊張しつつ、自身が担当している役割について説明しました。以下は、3名の学生のコメントです。

・塩田愛莉さん(発達心理学研究室3年・比治山女子高等学校出身)
「私は、ひろしまこども夢財団の助成金申請の代表を務めました。助成金の申請を行うにあたって先輩の指導を受けながら書類の作成を行いましたが、今年度の『子ども遊び広場』の実施がこの書類にかかっていると考えると、とても緊張しました。そのため、助成金が無事に採択され、今年度も『子ども遊び広場』を実施できることをご報告できた際は、大変うれしく感じました。毎年続いてきた発達心理学研究室の活動を、今年度も引き継いで取り組めることを楽しみにしています。」

・杉原健太さん(発達心理学研究室3年・広島県立福山明王台高等学校出身)
「『子ども遊び広場』の活動報告のため、10月30日に大塚学長を訪問しました。私は先輩の手解きを受けつつ、ポスターの制作を担当しました。制作にあたり、季節に合わせて秋の意匠を取り入れるなど工夫を凝らしました。また、多くの方々に見ていただく部分のため、見やすく分かりやすいポスターを目標としました。今後も期待に応えられるよう、さらに精進していきたいと思います。」

・南菜月さん(発達心理学研究室3年・銀河学院中・高等学校出身)
「10月30日に学長室を訪問し、大塚学長に『子ども遊び広場』の活動について報告しました。私は、広島県の子育てポータルサイト『イクちゃんネット』の運営を担当することになりました。初めての担当で不安もありますが、4年生の先輩に教えてもらいながら少しずつ準備を進めています。私たちの活動が地域の方々に喜んでいただけるものとなるよう、今後も努力していきたいです。」

 

<自身の役割について説明する学生>

2025年度は、11月15日(土)、12月6日(土)、1月10日(土)、2月14日(土)の年間4回の活動を実施する予定です。11月15日のポスターは既に完成しており、マインドフルネスを実施します。親のストレスを軽減するための活動で、親がマインドフルネスに取り組んでいる間、学生は子ども達と遊びます。実は、マインドフルネスの講師は、福山大学大学院人間学研究科の修了生で、公認心理師の資格を取得し、学校でスクールカウンセラーをしたり、病院で発達検査を実施したりするなど、地域で活躍しています。修了生を子ども遊び広場の講師としてお迎えできることも、非常に喜ばしいことだと思っています。

 

<11月の活動ポスター>         

<ピースサインの集合写真>

学生たちは、学長室を訪問するのも、また大塚学長と直接お話しするのも初めてでした。そのため、退室後は皆「緊張した!」と口を揃えていましたが、在学中に学長と対面でお話ができたことをとても喜んでいました。また、広報に向けて大型ポスターを作製するというアドバイスもいただき、今後の活動への意欲がさらに高まった様子でした。

 

学長から一言:福山駅前にある本学の社会連携推進センター2階に設けた「子育てステーション」を舞台に、心理学科発達心理学研究室の皆さんが地元の認定子ども園とも連携して日頃から子育て支援のための活動を展開しています。その報告を受けました。活動継続には資金も必要です。その心強い味方が(公財)ひろしまこども夢財団であり、このたび本学からの申請に対して助成金を賜ることになりました。心から御礼を申し上げたいと思います。きっと助成の趣旨にふさわしい活動がさらに発展していくことでしょう。

 

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