経済学部

Faculty of Economics

【経済学科】川本陸さん:令和7年度学生表彰(学業成績優秀者)

【経済学科】川本陸さん:令和7年度学生表彰(学業成績優秀者)

学年(取材時):3年
コース:スポーツマネジメントコース
出身校:熊本県・大津高等学校
入試手段:指定校利用型選抜

川本さんにお話を伺いました。

①入学理由

 以前からスポーツを通じて人と関わり指導する立場になりたいという思いがありました。中学・高校時代に出会った先生方の姿に影響を受け、自分も将来子どもたちの成長を支えられる存在になりたいと考えるようになりました。
 福山大学を選んだ理由は経済学的な視点からスポーツを学びつつ、教職課程にも取り組める環境が整っていたからです。競技にとどまらず幅広い知識を身につけることで、自分の将来の選択肢や視野を広げられると感じました。

②受賞につながった取り組み

 2年次からは経済学科の専門科目に加えて教職関連科目も増え、より幅広い知識と柔軟な対応力が求められました。その中で私が特に意識していたのは、すべての授業に出席すること・課題の期限を守ること・講義の内容をその場で理解することです。わからない点は放置せず、講義資料や参考資料、インターネットなどを活用して自分なりに理解を深めることも心がけました。こうした一つひとつの積み重ねが学びの質を高め、結果として今回の受賞につながったと感じています。特別なことはしていませんが、当たり前のことを丁寧に継続することの大切さを改めて実感しました。

③サッカー部での役割や活躍、学業との両立

 私はサッカー部に所属し、昨年度は主務としてチーム運営全般を担当しました。対外連絡、試合や遠征の調整など、プレーヤーとしての活動と並行して多くの業務をこなす必要がありました。その中で大切にしていたのが、限られた時間をどう使うかという意識です。日々の中で空いた時間を有効に活用し、講義後の復習や課題にも早めに取りかかることで、忙しい中でも着実に学習を進めることができました。
 こうした計画的かつ主体的な行動が結果的に多くの科目で「秀」を取ることにつながったと考えています。また主務という責任ある立場を経験したことで、時間管理力や責任感といった面でも大きく成長することができたと感じています。

後列左から2番目が川本さん

④おすすめ講義紹介(スポーツマネジメントコース)

 2年生で特に興味深くためになった科目は「コーチ学」と「スポーツマネジメント論」です。「コーチ学」では指導者としての基本的な考え方や姿勢、指導のポイントなど具体的な内容を学びました。将来の目標と重なる部分も多く、自分の指導者像を考えるうえで役立ちました。「スポーツマネジメント論」ではアイディアを出すだけでなく、グループワークで計画した内容を実際に実行するという実践的な学びを通して、成長を感じることができました。

⑤経済学の基礎科目での学修方法

 1年次必修の経済学の基礎科目(マクロ経済学入門・ミクロ経済学入門)では、問題演習を通してなぜその答えになるのか論理的に理解することに力を入れました。公式や計算の仕方をただ暗記するのではなく、その背景にある仕組みや経済学的な意味を理解することを重視しました。算数や数学に対しては少し苦手意識がありますが、分からない部分は自分で調べたり、先生や友達に聞いて、納得できるまで取り組むようにしました。

⑥大学生活について

 残りの1年半は新たな挑戦に積極的に取り組みより充実した学生生活を送りたいと考えています。具体的にはスポーツや教育に関連する事業やイベントの企画・運営に関わり、自分の視野を広げたいと思っています。指導者としての成長にも力を入れ、将来の教員としての力をより高めていきたいです。
 今年の夏のオープンキャンパスでは学生ボランティアとして参加し、スポーツマネジメントコースの魅力や特徴を高校生に伝えるとともに、所属する戸村ゼミでの学びについても紹介しました。
戸村ゼミでは主に教員養成に関することだけでなく、AIの活用や動画作成・編集といった最新技術についても学べます。一人ひとりの個性に合わせて丁寧に指導してくださり、新しい発見が多く楽しいです。ゼミでの経験を通じて、自分の知識や考えを発信する力をさらに伸ばし、将来に活かしていきたいです。 

ゼミで行われた合同模擬授業コンペ(奥の左から2番目が川本さん)

学生表彰後に記念撮影(左から2番目が川本さん)

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