【大学教育センター】BINGO OPEN インターンシップ事後研修会を開催!

【大学教育センター】BINGO OPEN インターンシップ事後研修会を開催!

「自分がつきたい職業のイメージがはっきりと出来るようになった」「授業では体験できない現場の空気感を体験できた」「自分に合った業界を見つけれた、これから自分がやるべきことが見つかった」「自分に何が足りていないのか、今後の就活までに何をしなければならないのかを知ることができた」

これは、 BINGO OPEN インターンシップ2025に参加した学生が、9月18日(木)に実施した事後研修会でのアンケート「インターンシップに参加した感想」で書いた記述の一部です。1か月前の事前研修会の時と比べて、大きく成長した姿を見せてくれた事後研修会について、向井特命講師が紹介します。ぜひご覧ください。(投稿はブログメンバーの前田)

 

 


今年度のBINGO OPEN インターンシップ2025は、福山大学・福山平成大学・福山市立大学の3大学から206名(延べ238名)の学生が参加し、75の企業・公的機関等で就業体験を行いました。福山大学においては、すべての実習が完了した9月18日(木)に、参加した学生が一堂に会して「事後研修会」を開催しました。

はじめに、キャリア形成支援委員長・香川直己教授から開会の挨拶がありました。その中で、「実習中にあったこと・学んだことを思い出すことで、“体験”が“経験”になる。“経験”は長期記憶となり使える。それがインターンシップの本当のメリット。」というお話がありました。まさに、事後研修することの意義を学生に訴えました。

 

開会挨拶:香川キャリア形成支援委員長

 

続いて、キャリア形成支援副委員長・前田准教授から、事後研修で取り組む「振り返り」についての説明がありました。振り返りには「①体験を経験に変える」「②表現できるようになる」という2つの目的があり、それらは今後の就職活動にもつながるという内容で、学生たちの表情も真剣度が増していきました。

 

「振り返り」説明:前田キャリア形成支援副委員長

 

その後、前田副委員長の説明にしたがいながら、学生たちは企業から届いた「インターンシップ参加学生評価票」をダウンロード。実習参加中に学生たちが記録した「目標達成度チェックシート」「モチベーショングラフ」、実習後にまとめた「体験報告書」、そして「インターンシップ参加学生評価票」の4枚のシートをもとに、学生たちは「振り返りシート」と「プレゼンシート」を作成する個人ワークに取り組みました。

 

「振り返りシート」作成中の学生

 

休憩の後、学生たちはいよいよ事後研修の核である「プレゼンワーク」(シェアリング)に取り組みました。プレゼンワークでは、実習先が異なる学生同士6名がグループとなり、「プレゼンシート」でまとめた内容を一人ずつ4分間発表し、他のメンバーがフィードバックを行います。フィードバックは、単なる感想で終わらないようにシックスハット法(客観的、直感的、肯定的、否定的、革新的、俯瞰的の6つの観点から考える発想法)を応用した次の3観点分担として、より多面的な気づきが得られるようにしました。

 

 「いいねさん」:評価点を2つ以上伝える

 「よりよくさん」:改善点を2つ以上伝える

 「ひかくさん」:自分の考えとの違いを1つ以上伝える

 

プレゼンワークのようす

 

個人ワークのときには少し硬い表情で黙々とシートに記入し取り組んでいた学生たちも、プレゼンワークになると、会場は活き活きとした学生の様子で溢れました。発表者は、それぞれが体験した実習の様子、実習をとおしての学びを堂々とプレゼンし、フィードバック者は発表者から新たな気づきを得る発言が聞こえてきました。

プレゼンワークを終えると、オブザーバーのキャリア形成支援委員・大学教育センターのコーディネーターから推薦を受けた4名が全体発表を行い、推薦者から講評が述べられました。

 

推薦学生発表

キャリア形成支援委員講評

 

最後に前田副委員長から、本日の学びについてのまとめと、今後について学生たちへ激励のメッセージが述べられ、プレゼンワークを終了しました。

 

まとめ:前田キャリア形成支援副委員長

 

閉会の挨拶では、香川キャリア形成支援委員長から、グループディスカッションでの学びの意義について示唆に富むアドバイスと、今後の学生生活への激励の言葉が贈られました。

 

閉会挨拶:香川キャリア形成支援委員長

 

最後に、向井キャリア形成支援委員から今後の作業についての諸連絡がありました。事後研修は終わりましたが、「BINGO OPEN インターンシップ2025」はこれで終わりではありません。学生たちは学びの集大成としてこれから2,400字の「体験レポート」作成に取り組み、完成後は各実習先にレポートを送付します。さらに12月6日には、ご協力いただいた実習先をはじめ地域に広く公開する「合同成果報告会」を開催します

 

今後について諸連絡

 

なお9月18日当日、集中講義と重なりインターンシップ事後研修を受講できない学生がいました。これら当該学生は、別日を設けて9月18日と同じ内容の事後研修を行いました。

 

別日事後研修のようす

 

単なる就業体験で終わるのではなく、4月のオリエンテーションに始まり、12月の合同成果報告会までの長い取り組みを通じて、学生たちのキャリア形成を図るのが「BINGO OPEN インターンシップ」の最大の特長です。そのために、大学教育センター自分未来創造室、全学科のキャリア形成支援委員、就職課が連携して、学生たちをサポートしています。

事後研修を終えた学生の皆さん、お疲れさまでした。あともう少し、体験レポートの作成と合同成果報告会まで引き続きがんばってください。最後までやり抜いた後には、きっと確かな成長が実感できるはずです。今後も、大学教育センター自分未来創造室スタッフは皆さんの成長をサポートしていきます。

最後に「地域で活躍する人を、地域とともに育てる」というBINGO OPEN インターンシップの理念にご賛同くださり、貴重な業務の時間を使って学生たちの学びと成長の機会を提供していただいた受け入れ先企業・団体・公的機関等の皆様に心から感謝申し上げます。

 

学長から一言:夏にインターン受入れ機関での研修を終えた皆さんが、その体験を振り返り、さらに認識を高める場が事後研修。事前研修とともに、とにかく職場に行けば良いとか、行きっぱなしにするとかの研修ではなく、より高いレベルに止揚するのが我がBINGO OPEN インターンシップ。12月の合同成果報告会まで、未だ未だ学びは続きます。研修参加の皆さんの更なる努力に期待します。

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