工学部

Faculty of Engineering

【工学研究科】ヒューマンインタフェースシンポジウム2025でデモ発表

【工学研究科】ヒューマンインタフェースシンポジウム2025でデモ発表

ヒューマンインタフェース学会ヒューマンインタフェースシンポジウム2025にて工学研究科2年の小山さんがデモ発表してきました。工学研究科の中道から紹介します。

 

2025年9月10-12日にヒューマンインタフェースシンポジウム2025が石川県の金沢工業大学で開催されました。石川県は2024年の地震や豪雨災害により急激な社会変化を経験し、少子高齢化などの課題が加速した「少し未来を生きている」地域となっています。シンポジウムでは、人と人工物の関わりを改善する基礎研究から応用研究まで幅広くカバーし、生成AIやAGI(汎用人工知能)などの新技術によるインタフェースの変化について議論が行われました。多様な背景を持つ参加者とともに、これからのヒューマンインタフェースのあり方を考える場となることが期待されていました。
https://jp.his.gr.jp/symposium/symposium2025/

工学研究科2年の小山さんも新たなプラネタリウムとしてインタラクティブプラネタリウムについて、下記のような発表をしてきました。デモ発表では、参加者の皆様に実際に体感していただくことで数多くの意見をいただきました。

インタラクティブプラネタリウムにおけるポインティング手法Remote Touch Pointingの妥当性確認, 小山惇之介, 山田俊哉, 中道上, ヒューマンインタフェースシンポジウム2025論文集, No.1T-D22, pp.322-325, 2025年09月.

小山さんからの発表コメント
「今回はインタラクティブプラネタリウムで用いている星座情報を表示するための指差しでの操作 Remote Touch Pointing の評価について発表しました。学士課程の授業、ヒューマンコンピュータインタラクションで学んだポインティング動作(マウスカーソルを目標に移動させる動作)にかかる時間を予測するフィッツの法則を使っています。ヒューマンインタフェースシンポジウムなので、すでに知っている方が多く、たくさんの研究を進めるためのコメントをいただくことができました。」

概要説明の様子

概要説明の様子

デモ発表の様子

デモ発表の様子

共著者のNTTテクノクロス株式会社の山田さんと記念撮影

共著者のNTTテクノクロス株式会社の山田さんと記念撮影

今回、発表するにあたって、サタケ技術振興財団研究助成を活用させていただきました、多くのご支援をいただき本当にありがとうございました。

公益財団法人サタケ技術振興財団
https://www.satake-zaidan.or.jp/

 

 

学長から一言:ヒューマンインタフェースシンポジウムで発表を行った工学研究科2年の小山惇之介さん、お疲れ様でした。新しいプラネタリウムの在り方として、「インタラクティブな」と言うと、コンピュータとの対話方式を採り入れたものでしょうか。きっと斬新なアイデアが溢れた研究成果なのでしょう。会場で参加者から寄せられた貴重な意見も活かして、さらに研究を深化させ、魅力的なものを創り上げてください。

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