【税務会計学科】新入生オリエンテーションで企業見学に行きました
税務会計学科では、4月7日(月)に、新入生オリエンテーションの一環として、1年生が企業見学に行きました。その模様を、ブログメンバーの堀田がお伝えします。
学校から福山大学のバスに乗り・・・向かった先は、福山市駅家町にある「篠原テキスタイル株式会社」。
広島G7サミットの記念品に採用されたデニムのバッグを作った会社、さてどんな会社なのかな?
みんな、わくわくしながら、バスを降ります。

篠原由起社長と社員さんにお出迎え頂きました。
お二人とも、さすが、デニムがお似合いです。

中央が篠原社長(ちなみに、画像右の勝田講師は、デニム大好き、デニムマニアです!)
まずは、会社の紹介、そして、福山市と「デニム」の関係についてのお話を伺います。
福山市は日本で一番デニムを作っている町で、そのルーツは、「備後絣(かすり)」であるということです。
1年生からは、「知らなかったー。もっとデニムのことを知りたい!」との声があがります。

デニムはどうやって作られるのか、まずは、素材について学びます。
デニムを織る糸は、綿花を「ねじって」作ることを教えてもらい、学生たちが実際に綿花を糸にしてみます。
また、デニムの色落ちのしくみも体験しました。

ふわふわの綿花を分けてもらって、みんなで、ねじねじ、ねじねじ・・・糸(太目)になりました
デニムは、縦糸に藍色に染めた糸、横糸に白い糸を使って織ります。
使う糸の種類により、多種多様なデニム生地が織りあがります。

織られた、デニム生地のロール。

こちらは、糸巻の大きなボビン。さあ、持ち上げられるか!?学生が挑戦も・・・
次は、工場内へ。織機でデニムを織っているところを見学します。
新しく導入したエアージェット織機、ベテランのシャトル織機の2種類の織機が稼働していました。
エアージェット織機は、その名の通り、糸を空気(エアー)の力で運んで織ることができます。
エラーもいち早く感知するなど、生産性も高いとのことです。

織機のダイナミックな動きに、圧倒され気味
見学の最後に、再び篠原社長のお話を伺います。
・認知度向上のため、海外の展示会に参加されていること。
・より高品質な製品を、他企業と連携して作っていこうとしていること。
・備後地域のデニム産業を、盛り立てていきたいこと。
「製造業」に固執しない、チャレンジングな社長の姿勢に、学生たちは刺激を受けたようです。
学生からは「篠原テキスタイルのデニムは、どこで買えますか?バイト代を貯めて買います」との質問も・・・
それでは、参加した学生の感想を紹介します。
デニムを製造している篠原テキスタイル株式会社の工場を見学させていただきました。
普段着ているジーンズのデニムがどのようにして作られているのかを実際に見ることができ、とても貴重な体験となりました。
工場では、大きな機械が稼働し、糸から布を織りあげる工程を見ることができました。
一本の糸からしっかりとしたデニム生地ができあがっていく様子は、見ていて迫力がありました。
特に、生地に使用する糸や綿の選び方にもこだわりがあり、作るものによって素材を変えることで高品質の製品を作れるそうです。
完成した生地は、色落ちや裁縫などを専門とする他の企業に渡され、製品を仕上げるそうです。
工場の方からは、それぞれの工程における技術や連携の重要性についてお話を伺い、多くの人の手と技術によって丁寧に作られていることに感動しました。
また、地域の染色業者や裁縫工場など、地元の関連企業と協力して製品を完成させていることに興味を持ちました。今回の見学を通じて、ものづくりの奥深さとそれを支える人や地域のつながりの大切さを学ぶことができました。
これから税務会計学科で、経済・経営・備後地域について学ぶ1年生にとって、とても良い経験になったと思います。
備後地域には、きっと、みなさんのまだ知らない、優れた会社がたくさんありますよ。
興味を持って楽しく学修に励んでいきましょう。




