学部・学科・大学院

メディア・映像学科

林 緑子(はやし みどりこ)

職 名 講師
学 位 修士(映像)
専門分野 映像学
担当科目 メディア文化論、アニメ論など
メッセージ アニメやそれに関連したファンを研究することは、社会について文化から考えてみる一つの手段です。ふだんの自分なら気づかないことや、意外なものの見方を知るきっかけにもなります。好きなものがどうやって制作されて、自分の手元に届き、それを他の人たちはどのように捉えているのかにぜひ触れてください。

アニメーションについて考える

作品視聴と関連資料をみて分析することで、より深く多面的な作品の理解を促します。アニメーション作品の分析をする際に、作品自体からわかることに加えて、生産プロセスやメディア環境、社会状況などを併せて考えることができます。商業アニメは、企画立案者、資本提供者、制作者、配給/配信業者などがいて初めて生産し流通できます。作品が完成するまでに、たくさんの経費や人手がかかっています。さらに同時代のさまざまな技術や装置、メディアも作品のクオリティや制作方法、視聴方法に関係しています。

アニメーションの制作・流通・消費

ファンについて考える

皆さんは、何か熱中しているものがありますか。ファンの語源のファナティックは、人が何かに熱狂している状態を指します。ファンが好きになって盛り上げるからこそ、作品は人気が出て、アイドルや俳優も活動していくことができます。ファンの中には、実際の制作者や実演者になる人がいます。そこからみれば、ファンがいることでコンテンツやジャンルの土壌が豊かに育っていく側面があります。だからこそ、ファンについて調べ考えることで、コンテンツやジャンルについてより深く知ることができます。

アニメーションファンの文脈

動物キャラクターについて考える

動物キャラクターは、実際の動物とどのように関係しているのでしょうか。アニメや漫画、ゲームの中は、さまざまな動物キャラクターが登場します。一方で実際の動物は、資源や愛玩物として長らく利用されてきました。現在は、かわいい動物キャラクターが出てくる作品だけではなく、動物の種類で差別することや、絶滅危惧種の問題をモチーフにした漫画やアニメなども制作されています。そうした作品の動物キャラクターと現実の動物の違いや共通点を考えることで、現実とフィクションの関係性や、動物への理解を深めることができます。

動物キャラクターの人気