【薬学部】教育と研究の最前線にふれる一日。オープンキャンパス開催。

7月19日(土)、福山大学オープンキャンパスが開催され、多くの高校生や保護者の方にご参加いただきました。そのうち、薬学部では、学部の教育理念や学生生活の紹介、最新施設の見学、さらに調剤体験まで、福山大学薬学部の現在の学びと、将来を見据えた展望までを、まるごと体感していただける充実したプログラムを実施しました。
その様子について、薬学部の松岡教授が報告します(投稿は五郎丸です)。
◆ 大学全体の説明からスタート
大学会館にて、大塚学長による挨拶と、広岡入試委員長による全体説明が行われ、福山大学全体の特徴や入試概要などが紹介されました。その後、各学部・学科に分かれ、それぞれの専門分野に特化したプログラムがスタートしました。
今回、薬学部オープンキャンパスへの参加者は、広島県以外にも、岡山県、山口県、島根県、愛媛県、高知県、鹿児島県と、遠方からもご参加いただきました。



◆ 薬学部長挨拶、薬学部紹介
薬学部のある未来創造館へ移動後、佐藤薬学部長の挨拶、そして田村教授より福山大学薬学部の教育理念と特徴についての紹介がありました。
本学部は、日本で初めて「医療薬学教育の実践」を掲げ、医療の高度化やチーム医療に対応できる科学的知識と、患者さんに寄り添う誠実な姿勢の両方を重視した教育を行っています。
薬学部開設から40年以上が経ち、これまでに5000名を超える卒業生を全国に輩出しています。特に、中国地区の基幹病院には、多くの卒業生が薬剤師として活躍しています。また、薬剤師国家試験合格率の高さに裏打ちされた教育体制に加え、薬学研究にも注力しており、2025年度には科学研究費助成事業(科研費)の採択件数で広島県内私立大学で第1位を記録するなど、研究力の高さにも定評があります。

◆ 在学生によるキャンパスライフ紹介
続いて登壇したのは、本学薬学部で学修して薬剤師国家試験に合格後、現在は博士課程に在籍する大学院生の水野さん。講義や実習の1日のスケジュール、勉強とアルバイトの両立、国家試験対策、研究活動を通じた学会発表、そしてキャンパスライフまで、自身の経験をもとに語ってくれました。

◆ 施設見学ツアー
見学ツアーでは、まず薬学部の研究・教育の中心である「未来創造館(薬学部研究棟)」へご案内しました。この施設には、薬学部の18研究室や共同利用センターの最新研究機器が整備されており、最上階11階のカフェテリアからは瀬戸内海を一望できます。眺望の美しさに、参加者からは感嘆の声も。
続いて訪れた「医療薬学教育センター」では、散剤・錠剤・注射剤の調剤、服薬指導、患者対応などの実践的なスキルを学べる全国屈指の教育施設や、図書館分館をご案内しました。アクティブラーニングに対応した教室環境や最新設備の数々に、未来の学びのイメージが大きく膨らんだことと思います。


◆ 薬学体験実習
実習体験では、薬剤師の基本業務である「調剤」にチャレンジ。処方せんを見ながら薬袋を作成し、薬を選び、計量し、分包する一連の流れを、体験していただきました。初めての調剤でしたが、在学生のサポートのもと、皆さん楽しみながら取り組んでいました。

◆ 入試制度説明・個別相談
福山大学薬学部のさまざまな入試制度や奨学金制度について詳しく説明しました。その後は、希望者との個別相談も実施し、進路や学費、学生生活、女子寮に関するさまざまな質問に丁寧にお答えしました。

◆ おわりに
福山大学薬学部は、「人の役に立ちたい」という想いを、確かな知識と技術へと育てる学びの場を提供しています。
今回のオープンキャンパスが、薬学の魅力や、福山大学での学びの可能性を実感していただく、きっかけになれば幸いです。
次回のオープンキャンパスは、8月24日(日)と、9月6日(土)に、開催予定です。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!
受験生へのメッセージとQ&Aページ:https://www.fukuyama-u.ac.jp/course/pharm/pharm-q-and-a/
学長から一言:7月19日(土)に実施のオープンキャンパスにおいて、薬学部でも中国、四国各県の他、鹿児島からも来学の高校生の皆さんやその親御さんたちをおもてなし。学部の教育理念や教育・研究の在り方について来場者に良く理解してもらえるよう、教員はもとより、学生諸君も一緒になって熱心に説明。また、未来創造館の充実した施設にはきっと満足してもらえたことでしょう。本学と波長のピッタリ合った皆さんが一人でも多く本学を目指して下さることを期待しています。






