【図書館】三蔵祭でイベントを開催!

10月25日・26日に開催された「第51回 三蔵祭」にて、図書館では今年度もさまざまなイベントを開催しました。その様子を、図書館の山野がお伝えします(投稿はFUKUDAI Magメンバーの大谷)。

 


今年度の三蔵祭では、昨年度に引き続き、来場者におすすめの本を紹介してもらう「おすすめ本の紹介カード作成」、EUに関する知識を深める「EUiクイズ」、図書館資料を探す方法を学ぶ「蔵書検索クイズ」、「和綴じでノートを作ろう」とチラシや雑誌をコラージュしてしおりをつくる「オリジナルの栞づくり」を開催しました。

「和綴じでノートを作ろう」では、2024年6月に実施した古典籍セミナー「文字と印刷物の歴史について」のワークショップで作成した綴り方「列帖装(れつじょうそう)」を来場者に体験してもらい、実際に使えるノートを作成しました。罫線の書かれたメモ用紙8枚と表紙を自由に組み合わせて作成していきます。表紙には、「国文学研究資料館」「国立国会図書館デジタルコレクション」から引用したもの、フリーイラスト、和柄の表紙を用意しました。和柄の表紙には、題簽(だいせん) と呼ばれる細長い外題紙をつけてより和綴じ本らしい仕上がりにしました。25日(土)のみの開催でしたが、合計19名の方にご参加いただきました。大人から子どもまで幅ひろい年代の方が参加され、「自分でもぜひ作ってみたい」「早速日記にして活用する」「和紙や他の素材でも作ってみようと思う」といった感想が寄せられました。

和綴じノート作成中

和綴じの表紙

「オリジナルの栞づくり」は、処分してしまうポスターやチラシ、消耗雑誌を活用して、自分だけの栞を作るイベントです。外国語雑誌を使っておしゃれにコラージュしてみたり、シールやチラシの柄を使ってかわいく飾り付けたりと、参加者は自分だけのオリジナル栞を思い思いに制作を楽しんでいました。最後にラミネート加工をして完成です。リボンを通してもよし、カードのままつかってもよし。こちらのイベントは両日の開催で、80名以上の来場者にご参加いただきました。

しおり作成例

「おすすめ本の紹介カード作成」では、ハロウィンをイメージしたおばけやかぼちゃ、おかしの形をした用紙に、おすすめの一冊を書いてもらいました。絵本から小説、図鑑まで、さまざまなジャンルの本が紹介され、合計30匹のかわいいパンプキンやおばけたちが集まり、にぎやかなハロウィンパーティーのような展示となりました!

おすすめ本の展示

また、本学学生による図書館ボランティアグループである「図書館倶楽部」のメンバーも、様々なところでイベントに参加してくれました。2日目には、栞づくりやクイズのサポートとして入ってくれました。また、これまでの活動を写真とともに紹介する展示も行い、様々な方に図書館倶楽部を知っていただく良い機会となりました。

今回の三蔵祭は、福山大学の知を収集・発信する図書館として図書の「これまで」と「これから」を多くの方に知っていただく貴重な機会となりました。来年度以降も、さらにパワーアップしたイベントをお届けしていきたいと思います!

 

学長から一言:大学祭では図書館の関係者の皆さんも独特の趣向を凝らした催しを披露しました。来場者が実際に使える和綴じのノートづくりを楽しむコーナーや、自分だけの「オリジナルの栞づくり」も大好評だったようです。自分の「押し本」を紹介する「おすすめ本の紹介カード作成」もあって、世界に一つだけの作品づくりを通じて、「本への愛」がいっそう深まったことでしょう。皆さん、お疲れ様でした。「Good job!」です。