【経済学科】善野ゼミ:「アサリ再生活動」(ボランティア活動)への参加

2025年9月8日(月)、経済学科善野ゼミの3年生8名が、広島銀行松永支店(坂田英幸支店長)がSDGsの一環として取り組んでいる「アサリ再生活動」に参加しました。活動場所は尾道市山波地区で、地域の環境保全を目的とした取り組みです。その時の様子を報告いたします。(投稿、経済学科の FUKUDAI MagメンバーのCHOI)
山波地区では、アサリを捕食するエイ(魚類)からアサリを守るため、海岸に網を張る作業が毎月行われています。今回、学生たちはその網の張り替え作業に参加し、実際に張る作業を体験しました。
環境経済学を専門とする善野ゼミとして、環境保護の重要性を学ぶだけでなく、実際の現場に参加することで、その取り組みがいかに困難で根気を要するものであるかを肌で実感する貴重な学びの機会となりました。

写真1. 網の張り替え作業に協力して取り組む善野ゼミの学生たち

写真2. 張り替える網を引く槇枝さん(左から二人目)、佐藤さん(同四人目)
ゼミ生の声(一部抜粋)
• 槇枝大翔さん(英数学館高校出身)ボランティア活動プロジェクトリーダー
「8人のゼミ生と先生、そして地域の方々と一緒に網の張り替え作業を行いましたが、想像以上にハードな内容でした。普段はこの作業を4名でこなしていると伺い、その大変さに驚きました。今回、私たちがどれほど力になれたかは分かりませんが、少しでもアサリの再生に貢献できていたなら嬉しく思います。この活動を通じて、今後も若い世代が先頭に立って参加していくことで、アサリへの関心が高まり、復活の実現につながることを願っています。」
• 佐藤莉矩さん(英数学館高校出身)
「足場が悪い中、普段は今回参加した人数よりもすくない人数で作業されていると聞いてハードな活動だと感じました。もっとこの活動が広まって参加人数がさらに増えると良いなと思いました。」
•竹川昊希さん(福山葦陽高校出身)
「初めてアサリ再生のボランティアに参加させて頂きました。アサリの育成のために何枚もの網を砂地に張りました。想像以上に足元が悪く、網も重かったのでかなりの体力仕事でした。皆で協力して良い経験でした。」
•塚本遼太さん(福山葦陽高校出身)
「網の張替えはとても体力が必要な作業で、想像よりも大変でした。アサリが復活してほしいですし、お手伝いできることは続けていきたいです。」
•中島大輝さん(福山葦陽高校出身)3年生
「暑くて大変な作業でしたが、頑張ってやりきった後は達成感を感じました。広島銀行の方より丁寧なご説明を事前に伺えて、実りある体験ができました。」
•長島悠太さん(松江南高校出身)3年生
「網の重さに加え、足元がぬかるんでいて泥に足を取られながら運ぶ作業はきつかったです。普段この作業を4名でされていると知り、驚きとアサリ再生への強い思いを感じました。」
今回参加させて頂いたボランティア活動「アサリ再生活動」では、地域の方々との協働を通じて、環境保護の現場を体感する貴重な機会となりました。善野ゼミの学生たちは、実践的な学びを得るとともに、環境経済学の視点から地域課題に向き合う姿勢を深めることができました。
今後の善野ゼミの取り組みにも、ぜひご注目ください。
学長から一言:地元の海の環境を守る活動の一環として、アサリを増やすために保護用の網を張る作業を行った経済学科善野ゼミの皆さん、お疲れ様でした。環境経済学を学ぶ人たちが単に理論だけでなく、実際に身体を動かして、経済が環境と密接に関係していることを身を以て体得したことの意義は大きいと思います。師弟一緒にボランティア活動の重要性にも触れることができ、疲れも何のそのの収穫があったことでしょう。






