【機械システム工学科】工場見学に行きました!

10月24日と27日にマツダ株式会社とJFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区の工場見学を実施しました。その様子を機械システム工学科の加藤、真鍋、坂口がお伝えします。(投稿は機械システム工学科のFUKUGDAI Magメンバーの小林です。)
・マツダ株式会社工場見学

<出発の様子>
10月24日に1年生配当科目である教養ゼミの一環としてマツダ株式会社を加藤、坂口が引率して訪問しました。スクールバスで大学を出発し、府中町にあるマツダ株式会社に向かいました。
CX-5を生産しているU2組み立て工場を見学させていただきました。安全性・生産性・確実性を追求した現代の進んだ製造現場を見学できる貴重な機会でした。写真撮影は不可でしたのでお見せできないのが残念です。
掲げられていたスローガンは「1000-1=0」です。1000台の車のうちたった1台の不良でも、そのお客様にとっての評価は0であるとの意味で、品質に対する高い意識をもって組み立てていました。
次に、マツダミュージアムを見学しました。最新のコンセプトカー、ル・マン24時間レースで優勝した787B、懐かしのコスモスポーツなど、数多くの展示がありました。

<コンセプトカー>
<ル・マン24時間レース優勝車 787B>

<コスモスポーツ>
機械工学者の目線から興味深かったのは、エンジンシリンダーヘッド鋳造に用いられる砂型が展示されていたことです。以前は手作業での作成でしたが、今は3Dプリント技術で精密に作成できる技術が開発され、マツダではすでに導入済みということがわかります。

<砂型>
展示車の一部は自由に乗れました。学生も喜んで乗っていました。人気はロードスターのようでした。

<ロードスター>
・JFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区
10月27日に、2年生配当科目である強度設計学の授業の一環としてJFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区を加藤、真鍋が引率して見学に行きました。工場内は写真撮影禁止でしたので、主に文章で報告します。
JFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区は福山市に立地する日本最大の生産量を誇る鉄鋼メーカーです。

<パンフレット>
本学科を4年前に卒業したOB社員の講和があり、業務内容、プライベート、これから就職活動をする後輩に向けたアドバイスや会社紹介がありました。そして、熱延工場を見学させていただき、熱せられた巨大な鉄板が厚さ数ミリにまで圧延される過程を見せていただきました。巨大で真っ赤な鉄板が高速で走りゆく迫力ある工場でした。全長500mほどある長大な工場ですが、現場は無人で運用可能なまで自動化が徹底されておりました。

<JFEブランドのスプーン>
記念品として、JFEの鉄で作ったスプーンを頂きました。JFEが開発したNiフリーのステンレス鋼で、高級感のある光沢をしています。
最後に、ご協力いただきましたマツダ株式会社の皆さま、JFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
学長から一言:機械システム工学科の学生による地元の代表的企業、マツダおよびJFEスチールの2社の見学機会が与えられました。ものづくりの現場、それも最先端の設備や技術について理解を深めることができ、教育効果は絶大だったことでしょう。貴重な機会をご提供くださった2社の関係者の皆様に私からも御礼を申し上げます。この経験を糧に機械に関する更なる学びにつなげて欲しいものです。






