【機械システム工学科】フォーミュラーカーの完成&試験走行!

2024年度から3人の学生で再開した機械システム工学科の新たなフォーミュラーカー制作プロジェクトは2025年8月に車両を完成させることができました。今回は完成したフォーミュラーカーの試験走行の様子を機械システム工学科のFUKUDAI Magメンバーの小林がお伝えします。
2024年度に機械システム工学科に入学した3名が、一時停滞していたフォーミュラーカープロジェクトを完成させるためのプロジェクトを開始し、約1年をかけて走行できるよう完成させました。(制作の様子は、「【機械システム工学科】フォーミュラーカー再始動!」をご覧ください。)
前回のFUKUDAI Magでも紹介したように、使用するエンジンはコンピューターで制御する高性能なレース用オートバイのエンジン(YAMAHA YZ-400F)です。市販のオートバイ用エンジンとは違い出力が高く扱いにくいエンジンですが、コンピューターで制御することにより乗りやすくなります。今回、乗りやすく制御して試験走行に臨みました。

<エンジン調整中>
ステアリング機構や駆動系などの最終確認を学内で行い試験走行の会場となる「ふくやまふれ愛ランド」(福山市赤坂町)へ移動しました。

<学名での最終確認>
「ふくやまふれ愛ランド」はサッカーやソフトボールなどを行う第1グランドと野球専門の第2グランドがあります。試験走行を行うのは第1グランドです。

<ふれ愛ランド第1グランド>
グランドはフォーミュラーカーで走行するには狭く、レース用のエンジンを搭載したフォーミュラーカーの性能を発揮することはできません。したがって、最高速度などの試験はできませんがハンドリング試験や制動試験などを行うことができます。試験走行には、機械システム工学科の2年だけでなく、機械システム工学科自動車システムコースの4年生も手伝ってくれました。

<前列3名2年生、後列3名4年生>
試験走行は短い時間でしたが、予定していた試験項目をすべて無事に終えることができました。

<試験走行>
試験走行の動画はこちらです。
https://youtu.be/xpk7Nk-UNK4
https://youtu.be/ALSv1GU1aps
今回の試験走行は、限られた場所での走行でしたが、製作したフォーミュラーカーの性能を確認することができました。
学長から一言:機械システム工学科2年生の3名が約1年をかけ苦心して完成させたフォーミュラーカーの試験走行成功の喜ばしい報告です。普段はサッカーやソフトボールで使われるグランドの限られた条件下では、フォーミュラーカーの最高速度での走行は無理。しかし、コンピュータ制御したエンジンの調子やハンドリング試験や制動試験は十分に実施でき、自動車システムコースの4年生の先輩も加わって、しっかりとデータを収集できたことでしょう。






