【大学】大学見学へようこそ!桜塾の皆さん!!

7月25日(金)に、福山市内にある桜塾の皆さま(中学3年の生徒さん21名、引率の先生方4名)が、本学を見学に来られました。この訪問の様子について、総務部庶務課の吉田が報告いたします。

 

桜塾では、本物の大学を感じてもらうことを目的として、大学見学の取り組みを行われています。この取り組みを通じて、生徒の皆さんは、これまで経験してきた小・中学校の在り方と大学との差を体験できるというものです。

この日は、強い日差しが降り注ぐ一日でしたが、暑さをものともせず、積極的に質問したり、体験を楽しんだりする生徒さんの姿が非常に印象的でした。引率の先生方も含め、皆様の熱意あふれる姿勢に、対応した私たち教職員も大変気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。

当日行われた見学では、はじめに未来創造館において、福山大学の歴史や学部・学科などの概要説明を庶務課職員が行いました。

概要説明後、まず薬学部では、佐藤薬学部長、小嶋学科長、学生の皆さんの案内で教育・研究エリア、共用エリア、11階のCROSSING CAFÉを見学しました。薬剤師養成のイメージが強い薬学部ですが、今回は、薬剤の成分に関する研究や、医薬品開発、さらには病気のメカニズム解明といった幅広い研究分野で活躍できることをお伝えしました。実際に講義室や研究室を巡り、学生たちの日頃の学びの様子や、充実した研究施設・設備を間近に見ることで、おそらく今まで考えたこともなかった多様な可能性に興味津々の様子でした。

また、薬剤師国家試験に向けて熱心に自習に取り組む学生たちの姿を目の当たりにし、学習を習慣化することの重要性や、目標に向かって努力する大切さについて話を聞くことができました。

 

次に、附属図書館本館の見学を行いました。

貴重図書をはじめ、沢山の書籍が並び、学生が自習スペースで勉強している姿もそこにありました。

また、図書館で本を効果的に分類し、管理するために日本十進分類法(NDC)を利用しているという説明を聞いた生徒さんからは、「次に図書館に行ったら見てみよう」と、新しい知識を得たことが嬉しい様子でした。

次に工学部棟(2・3・4号館)では、仲嶋学長補佐が学部・学科の説明を行い、その他、建築学科の山下准教授、情報工学科の今井准教授、天満助教、学生の皆さんにもご協力いただきました。

安心して暮らせる豊かな社会を実現するための「ものづくり」をテーマとしている工学部には、大学生の自由な発想を活かし作成した作品等が数多くあります。

建築学科では、学生の卒業作品を眺めたり、椅子を実際の5分の1スケールで作成するために製図台で作業している学生を見たりして、大学での学びのイメージが膨らんでいる様子でした。

次に情報工学科では、学生から研究についての紹介がありました。どの学科でもそれぞれ楽しい、面白い体験でしたが、こうした研究が世の中でどのように活用されていくのか、役立ってほしいという説明者の思いも伝わり、見学者の生徒さん達は興味深く話を聞いていました。

続いて、電気電子工学科の実寸大のガンダムコックピットの中に入って、小型ロボットを遠隔操縦してもらう体験をしていただきました。開閉音なども凝った作りとなっており、小型ロボットが動く度に皆さんから「おぉー!」と感嘆の声が上がっていました。

各学科の特色ある研究内容や、学生が活き活きと「ものづくり」に打ち込んでいる姿に、生徒の皆さんは目を輝かせていました。今回の見学を通して、「ものづくり」への意欲が掻き立てられたのではないでしょうか。

最後は、生命工学部海洋生物科学科棟(16号館)へ移動。北口海洋生物科学科長より学科についての説明があり、その後、施設内にある水槽展示エリア等の見学を行いました。

熱帯魚など様々な魚が飼育されている水槽展示エリアでは、1つ1つの水槽を熱心に覗く様子が印象的でした。

今回の見学では、薬学部、工学部、海洋生物科学科など、福山大学の一部分ではありますが、その学びの多様さや魅力を感じていただけたのではないでしょうか。福山大学は、生徒の皆さんが「なりたい自分」を見つけ、目標に向かって進むのにふさわしい学部・学科がきっと見つかる場所です。自分の「興味のあること」や「好きなこと」を思う存分追求できる環境がここにあります。大学での学びや将来のイメージを皆さんが膨らませるきっかけになれたのなら幸いです。

最後に、桜塾の皆さん、暑い中、福山大学にお越しいただき本当にありがとうございました! 近い将来、福山大学で皆さんと再会できることを楽しみにしています!

 

学長から一言:中学生の皆さんが通う福山市の桜塾からの要請に基づいて実施された福大見学。大学がどんなところで、何が行われているかを中学生の頃に具体的に知る機会はあまりないのではと思います。今回の見学を通じて、訪問された皆さんの知識が深まり、興味・関心にぴったり合うような事柄の発見があったとすれば、受入れや説明に当たった教職員は頑張り甲斐があったというものです。