【工学部】みらい工学プロジェクト・フィジカルコンピューティング 前期授業の発表会開催!

工学部みらい工学プロジェクトは、入学したばかりの1年生を主に対象としている学科横断型の実習授業です。「フィジカルコンピューティング」グループは、CADを使った設計や3Dプリンタなどの機器に触れ、実際に動くものを作ることで実践的な創造力、モノづくりの感覚、プログラミングの能力を養う授業を行っています。2025年前期のこちらの授業の成果発表会の様子を、工学部電気電子工学科ブログスタッフでみらい工学プロジェクト・フィジカルコンピューティング担当の伍賀がお伝えします。
「フィジカルコンピューティング」グループでは、夏季休業に入る前に前期の授業の取りまとめとして、各グループで取り組んだものづくりの発表会・プレゼンテーションを開催しており、今年度は7月28日(月)の前期授業最終日に発表会を実施しました。
今年度は、電気電子工学科、機械システム工学科、建築学科の学生で4つのチームが作られました。それぞれのチームが面白いプロジェクトを提案し、マイコンを使った回路やCADで設計し3Dプリンタで出力した物体などを組み合わせた力作の製作に取り組みました。
こちらのチームは、特撮ヒーローの変身ベルトを自分たちでデザインし、外形は3Dプリンタで製作、フルカラーLEDとマイコンを組み込んだアイテムを製作してくれました。ヒーロー好きなマニアの夢を実現してくれました。
こちらのチームは、モーター仕掛けのペーパークラフトのオブジェを作製。下部のモーターの回転が突起のある円筒に伝わり、止まり木の小鳥の尻尾をはじくことで、小鳥がピョンピョンと動くという面白いアイテムです。
こちらのチームは、レバースイッチをONにすると、箱の中からロボットアームがでてきてスイッチをOFFにする「役立たずの箱」を製作しました。マイコンとサーボモータでロボットアームの動きをコントロールしましたが、スイッチをOFFにするという細かい動作の実現になかなか苦戦したようです。
こちらは、電気電子工学科と建築学科の混成チームで、メガネに取り付けるウェアラブルカメラを提案し、製作しました。小型のカメラ付きマイコン、ケースは独自設計で3Dプリンタで製作、リポ電池を搭載し実際にメガネに取り付けて使用できます。
今年度のフィジカルコンピューティングの授業で進められたプロジェクトで、どのチームも興味深く、面白いテーマに挑戦し、ものつくりの楽しさとともに、ものを仕上げるという難しさ、協力してプロジェクトを進めることの難しさも体験しました。大学生活のスタートにあたり、貴重なまなびを得ることができたのではないかと思います。この経験を糧に、皆さんが様々なプロジェクトやイベント実施に挑戦していくことを期待しています!
学長から一言:工学部の1年次の学科横断的授業「みらい工学プロジェクト」の受講生が、それぞれのアイデアを形にするために、コンピュータや3Dプリンターを駆使して、さまざまな「動く物」の製作に取り組んだ結果は、なかなかの力作揃いのようです。楽しい学びとは、こういうことを言うのでしょう。知らず識らずのうちにものづくりのノウハウが身に付く、工学教育の真骨頂のような授業だと思いました。











