【図書館】「ビブリオバトル2025」を開催

6月30日(月)に「ビブリオバトル2025」を開催しました!その様子を附属図書館の山野がお伝えします(投稿はFUKUDAI Magメンバーの大谷)。

 


例年、三蔵祭の一環として「全国大学ビブリオバトル中国ブロック予選」を開催していますが、今年度は「全国大学ビブリオバトルin ながさきピース文化祭2025」に向けて、少し早めの開催となりました。さらに新たな試みとして「教員によるビブリオバトル」も企画!学生と教員が共に本の魅力を語り合う、世代を超えた知的交流の場となりました。

ビブリオバトルとは
ビブリオバトルとは、“知的書評合戦”とも呼ばれるプレゼンテーションゲームです。発表者(バトラー)が自分のおすすめしたい本を持ち寄り、5分間でその本の魅力を語ります。発表した後には、観戦者との3分間の質疑応答を通じて、本への理解を深めます。そして、最後に発表を聞いた全員で「一番読みたくなった本」に投票!票が最も多かった本が「チャンプ本」に選ばれます。

「全国大学ビブリオバトル2025 中国Cブロック予選」
学生部門は「全国大学ビブリオバトル2025 中国Cブロック予選」として開催し、7名の学生が発表を行いました。

発表者 学科・学年 紹介本
高橋知里 メディア・映像学科2年 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う
魚谷陽翔 メディア・映像学科1年 僕たちの好きだった革命
馬場大輝 メディア・映像学科1年 大人の教育として知りたいすごすぎる日本のアニメ
岡崎真依 メディア・映像学科2年 アニメと戦争
関蒼太朗 海洋生物科学科1年 駈込み訴え
遠崎愛華 メディア・映像学科1年 君のクイズ
新明エリカ メディア・映像学科1年 DIVE!!

くじで発表の順番を決めて、いよいよビブリオバトルの開戦です!

発表順はくじで決定

おすすめ本を紹介!

小説から学術書まで、持ち寄ったおすすめの本について、各発表者が熱く語りました。話し方の工夫や本の一節の紹介など、魅力が伝わる工夫が随所に見られ、どの発表も聞き応えがありました。観戦者も真剣な表情で発表に耳を傾けながらメモを取り、どの本に投票するか悩むほど充実した内容でした。
投票の結果、見事「チャンプ本」に選ばれたのは、魚谷陽翔さんの『僕たちの好きだった革命』です!

チャンプに選ばれた魚谷さん

ブロック予選を勝ち上がった魚谷さんは、11月1日(土)13時30分~、広島大学東千田キャンパスで行われる、中国Cブロック決戦に出場します。ぜひ会場に足を運んでみてください!

教員によるビブリオバトル
今回初の試みとして「教員によるビブリオバトル」を同時開催し、4名の教員がバトラーとして参加しました。

発表者 所属 書名
柳川真由美 人間文化学科 ピープス氏の秘められた日記
井上泰 大学教育センター シャーロック・ホームズの凱旋
田中始男 メディア・映像学科 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考
井上敦子 薬学部 グリム童話I さようなら魔法使いのお婆さん

学生とはまた異なる視点での本の選び方や紹介の切り口に、観戦者も興味津々で発表に聞き入っていました。伝記、小説、ビジネス書、童話と、ジャンルも多彩で、どの本も読んでみたくなる魅力にあふれていました。
投票の結果、「チャンプ本」に選ばれたのは、柳川真由美教授の『ピープス氏の秘められた日記』でした!なんと、オリジナルの解説ボードを作成しての参加でした。ボードは現在、図書館に展示中です。

チャンプに選ばれた柳川教授

初開催となったこの企画、今後も機会があれば継続的に実施したいと考えています。興味をお持ちの教職員の方は、ぜひ附属図書館までお問い合わせください。

バトラーが紹介した本は、附属図書館 本館に展示中です。貸出も可能ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

 

学長から一言:自分のお気に入りの書物に対する書評の妙を競い合う、恒例のビブリオバトルが今年も始まりました。まずは予選で参加者の皆さんが本好きの本領を発揮し、「推し本」の素晴らしさが熱く語られたことでしょう。今年は教員によるバトルという新企画も加わって、例年以上の盛り上がりだったのでしょう。予選優勝の魚谷陽翔さん、おめでとうございます!教員部門で優勝の柳川真由美教授も素晴らしい!