【図書館】メディア・リテラシーって?学生による展示

附属図書館(本館)では1月22日(月)から、メディア・映像学科の内垣戸准教授による「メディア・リテラシー論」の授業内で、学生によるメディア・リテラシーに関する資料の展示が行われています。今回はその様子を附属図書館の喜多村がお伝えします(投稿は学長室ブログメンバーの大谷)。

 


そもそも「メディア・リテラシー」とは?
「メディア・リテラシーとは、メディアを介した社会的なコミュニケーションの能力で、メディアを主体的に読み解く力や、メディア機器を活用する力、メディアを用いて表現し、新しいコミュニケーションを生み出す力などが含まれる複合的な能力である。」(シラバス、「メディア・リテラシー論」授業説明より)「新聞やテレビなどの内容をきちんと読みとりマスメディアの本質や影響について幅広い知識を身につけ、批判的な見方を養い、メディアそのものを創造できる能力のこと。」(日本大百科全書(ニッポニカ)、JapanKnowledge Libより)

このように、①「メディアを読解・解釈・鑑賞する力」と「メディアによる対話とコミュニケーションの力」、②「メディアを使いこなす能力」と「考えをメディアで表現する能力」というテーマのもと、学生による選書が行われ、選んだ本の紹介POPを作成し、図書館内の什器を使用して資料とPOPの展示が行われました。

学生による取り組み
 メディア・映像学科では2年次に「書評を書く」という授業課題があり、三蔵祭での学科作品展示も2年生中心で行っているようです。今回の展示のキャプションやPOPは、そうした経験をふまえて「どこまで情報を出したら」読み手の意識を惹きつけられるか、ということを意識して作成されています。
 今回は特に、「メディア・リテラシー論」のこれまでの授業で学習したポイントと、その本の関係性を、学生自身がどう考えたかをわかるよう、作成時により意識されているそうです。また、二か所のコーナー展示について、棚全体を貫くテーマを示したPOPも作成されています。

①「メディアを読解・解釈・鑑賞する力」と「メディアによる対話とコミュニケーションの力」について

棚のテーマを示したPOP

②「メディアを使いこなす能力」と「考えをメディアで表現する能力」について

これらの展示資料について、1月22日~1月29日までは貸出不可となっていますが、それ以降の期間は「貸出可能な展示資料」として、POPと併せて展示する予定です。ぜひご利用ください。

今回の展示(授業実施内容)に関して、メディア・映像学科の学科ブログにも紹介されています。

この他、図書館内では本屋大賞受賞作品コーナーや、先日の三蔵祭で行われたビブリオバトルでの紹介本コーナー、当館の学生ボランティア団体である「図書館倶楽部」が発行しているLibrary Newsで紹介された図書のコーナーもございます。

本屋大賞受賞作品

ビブリオバトル紹介本

Library News Vol.18 紹介図書
 ※この号では経済学科の佐藤教授、メディア・映像学科の安田教授、図書館職員のおすすめ本が紹介されました。

こちらのコーナー展示は資料貸出可のため、貸出中の図書は一目でわかるよう、展示にも気を配りました。
Library Newsは、図書館ホームページにも公開されています。

 お探しの資料だけではなく、このようなコーナー展示から気になる本・目についた本を選んで読んでみるのも、新たな学びの入口になるのではないでしょうか。みなさんが図書館に来られるのをお待ちしております。

JapanKnowledge Libの利用は学内者限定です。学外ネットワーク環境からのご利用はこちらをご参照ください。

 

学長から一言:附属図書館が利用者に役立つ企画を次々と考え、実行に移していることを高く評価したいと思います。こうした努力が報われて利用者が大いに増加し、利用の際の便利さが向上することを願っています。