【経済学科】サンフレッチェ広島×1.FCケルン サッカーキャンプで通訳として活躍!

この夏、サンフレッチェ広島のアカデミーとして開催された「PIVOX presents サンフレッチェ広島×1.FCケルン サッカーキャンプ」の東部会場(2025年8月16日〜18日、MSERRNTフィールド〈神石高原町〉)において、本学経済学部経済学科の戸村貴史講師が通訳として参加しました。(投稿は、経済学科の FUKUDAI MagメンバーのCHOI)
本キャンプは、小学3年生から6年生までの子どもたちを対象に3日間にわたり実施されました。ドイツ・ブンデスリーガの名門クラブ、1.FCケルンからは国際ライセンスを持つホルへコーチとケマルコーチが来日し、サッカー技術の指導に加え、ドイツにおけるサッカー文化や戦術についての講義も行いました。戸村講師は両コーチに帯同し、技術指導および講義の通訳を務めました。
写真1:戸村講師(一番左)が通訳する様子
猛暑の中、子どもたちは休憩を取りながらも「英語+時折ドイツ語」で繰り出されるコーチングに真剣に耳を傾け、懸命にプレーを続けました。こうした場面で戸村講師は、かつてドイツで幼稚園教諭を務めていた経験を活かし、英語とドイツ語が入り混じる指導も難なく通訳。子どもたちが安心して練習に打ち込めるよう支えました。
写真2:技術練習中のコーチングの様子
また、プレーの合間には、子どもたちもコーチもスタッフも一緒になって「バモス!(頑張ろう!)」と声を掛け合い、国境を越えた仲間意識が芽生える場面も見られました。体育科教育学の専門家である戸村講師自身も、日本の文化やマナーを紹介しながらコーチ陣と交流を深めました。また、ドイツ側からは「日本の子どもたちのサッカーに対する高いポテンシャルに感動した」との言葉が寄せられました。
写真3:ドイツのサッカー文化に関する講義の様子
この経験を通じて戸村講師は、サッカーの技術的なコーチング法のみならず、指導者としての在り方や子どもたちとの関わり方についても多くの学びを得ました。次のような感想を語っています。
「今回のキャンプでは、サッカーのプレー技術を磨くだけでなく、子どもたち一人ひとりが言葉や文化の違いを超えて学ぼうとする姿勢に大きな刺激を受けました。ドイツのコーチ陣が示してくれた『楽しんでサッカーをすることが一番大事』という姿勢は、私自身が福山大学で担当している保健体育科教育法の授業にも直結する学びです。教育現場においても、技術の伝達以上に大切なのは、学ぶ側が楽しみながら安心して挑戦し、自分の力を発揮できる環境をどうつくるかだと改めて感じました。」
写真4:最終日に撮影したホルへコーチ(左)、ケマルコーチ(右から2番目)と一緒の戸村一家
最後に、本キャンプの企画・運営にご尽力いただいたサンフレッチェ広島サッカースクールのコーチの皆様、1.FCケルンから来日されたホルへコーチとケマルコーチ、そして本企画をご紹介くださった大学関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
学長から一言:日頃から連携・協力関係にあるサンフレッチェ広島が神石高原町で夏休みの子ども達のために開いたサッカースクールは、ドイツの名門プロサッカーチームのFCケルンから著名なコーチお二人を招いての本格的なもの。日独関係者の間を結ぶ通訳の役割を依頼されたのが、経済学科スポーツマネジメントコースの戸村貴文講師。ドイツの学校での教員経験もあり、体育学の専門家として、まさにうってつけの役どころをこなした戸村講師、お見事!






