【就職課】Bingo Job Lab ~経営者による模擬面接とフリートーク~を開催しました

広島県中小企業家同友会に所属する備後地域の経営者によるBingo Job Lab (経営者と学生の交流イベント)を12月9日に実施しました。その様子をFUKUDAI Mag.メンバーの平(就職課)がご報告します。
Bingo Job Lab (ビンゴ・ジョブ・ラボ)は年2回開催しており、今回で17回目を迎えました。備後地区の経営者13名と、経済学部・人間文化学部・工学部・生命工学部の3年生23名が参加し、模擬面接と、フリートークの2部構成で実施しました。

司会進行は福山支部の中野さん(本学卒業生)
フリートークで就活の不安解消!
入社2年目の(株)オーザックの高橋未来さんと、今年入社した(有)三愛機工のKさん(いずれも人間文化学科卒)を中心に、経営者の皆さんも交えて仕事の選び方や就活の進め方、面接対策など、先輩の体験談と経営者のアドバイスの両面から話が広がっていきました。

卒業生の高橋さんが上手に学生に話を振っています

それぞれのチームに卒業生がいて、自分の体験を話してくれました
フリートークでの面接のアドバイスより
①まずは挨拶が大切!
入室して、名乗り、挨拶をして座る」ところまでがしっかり出来ていれば、ポイントUP! 質疑応答は、すらすら言えなくても減点になりません。
②面接では基本的態度をチェック!
相手を見て話すのはもちろんですが、人の話を聞くときも、相手をみて相槌を打つとよいそうです。
③自分をよく見せようと、話にうそを盛るのは厳禁!
(就職課より)嘘を書くつもりがなくても、AIやChatGPTを使うと自分に当てはまらないエピソードになることがあります。必ず見直すこと!
④求める人材は?
「嘘をつかない」・・・小さな嘘から信頼が崩れていきます!
「伸びしろのある人。向上心のある人」・・・100%完璧な学生を求めていない。これからどれだけ伸びしろがあるかという見方をする。
⑤先輩からの会社選びのコツは?
会社選びをする場合、対面の説明会に参加することをお薦めします。相手とアイコンタクトをとって話を聞くと、相手の熱量が伝わってきます。

学生の1つの質問に対して、経営者から複数のアドバイスが飛び交います
経営者による模擬面接
全員同じ課題は、「入室してから、自分を名乗り、挨拶をすること」「1分程度の自己PRを話すこと」でした。
その後は、2人または3人のグループ面接で、面接官から履歴書に書いていないことなど、変化に富んだ質問がでました。

ノック3回。面接官の待っている部屋へ入室します

大学名、学科名、氏名を伝えたところで、履歴書を確認中

面接は、1分程度の自己PRから始まります

欠席者が急遽いたため、個人面接で乗り切りました

2部では面接官4名でしたが、落ち着いて対応しているように見えました

経営者に混じって人事担当者も質問。お互いに良い経験ができました

皆さんのアドバイスをしっかりメモしています
学生アンケートより
~面接官からアドバイスを受けたこと~
「ネクタイが曲がっている」という身だしなみチェックから、「声を大きくする」「目を見て話す」「入室の瞬間やドアの前も、見られているという意識で臨む」という態度など、学生一人一人をみてアドバイスいただきました。
また、「自分に興味を持ってもらえるような履歴書の書き方をする」「学生時代のエピソードは、ある程度インパクトのあるものがよい」など、アドバイスをいただきました。
~面接官から、どんな質問が出ましたか?~
長所・短所、アルバイトのこと、失敗談などの定番の質問もありましたが、経営者ならではの質問もありました。皆さんならどう答えますか?
・残り一年(大学時代)で頑張りたいこと。
・会社の売り上げに何%貢献できますか?
・福山大学に入学した理由。(本当のことで大丈夫。減点はありません)
・ガクチカと大学で学んだことの間にどんな関連があって、大学の勉強がどう活きましたか?
・広島県は転出超過が多いが、地元に残って就職をしたいのか、他県に出たいと考えているか。
・自己PRを就職後企業でどう活かせるか。それが通用しなかった時どうするか。
~本日の感想~
・OBの方もいらっしゃって良い雰囲気でトークができました。
・温かい言葉をいただき元気づけられました。また、質問もたくさんできてとても勉強になりましたし、不安も軽くなりました!
・面接で言葉に詰まってしまった際に、優しい顔で頷いて聞いてくださったことで、少し不安が和らぎました。
・面接では沢山褒めていただき、少し自信がつきました。グループ討議では、企業が面接をどう考えているのかがわかり、自分の考え方とのギャップを知ることができ、とても参考になりました。
・実際に企業の方に面接を見てもらい意見をいただく貴重な機会となり、今後の就活に向けて為になる体験でした。
経営者による今回のイベントの総評より
1部では、水ノ上社長、2部では豊田社長から本日の総評を頂きました。
その中で逆質問について、「どうすれば(何をすれば)、会社の役に立ちますか?」とか「会社で評価されるにはどのような仕事をしたらよいですか?」など意欲的な質問が欲しいというアドバイスを頂きました。
また、ワークライフバランスは大切ですが、ワーク部分が理解不足のまま、福利厚生ばかり聞いてくるのはいかがなものかという苦言もいただきました。

主に模擬面接に関することでした。
最後に就職課より
卒業生のお二人は、在学中にはこのイベントに参加しなかったようですが、今回社会人として参加して、就活前に参加しておけばよかったという感想を頂きました。このような企業と学生の繋がりを大切に、今後も本イベントを継続していきたいと思います。
最後になりましたが、
広島県中小企業家同友会の池永経営(株)田中様、(株)オーザック 岡崎様、(株)ケンユー 占部様、(有)三愛機工 上中谷様、(株)CWC 長岡様、(株)昭和工業所 葛間様、(株)豊田工業所 豊田様、(株)トラスト 大出様、日鐵鋼業(株)能登様、 (有)広島金具製作所 水ノ上様、福山ステンレス鋳工(株)森川様、松岡製麺(有)松岡様、やまみホールディングス(株)山名様、および福山事務所のスタッフの皆様、ご多忙のところご協力下さいまして誠にありがとうございました。
学長から一言:本学と緊密な提携関係にある広島県中小企業家同友会、とくにその備後地域の各社の経営者の皆様が師走のご多忙の時期に、わざわざ時間を割いて、本学学生との交流イベントに駆けつけて下さいました。就活にあたって気をつけるべき事柄や模擬面接でのアドバイスを拝聴し、これから就活を控えた学生諸君には大変に意義深い催しになったことでしょう。ご協力くださった各社の関係者の皆様に私からも御礼を申し上げます。






