【生命栄養科学科】 令和4年度卒業研究発表会を実施しました!

生命栄養科学科は、約1年間の研究活動の成果として、卒業研究発表会を開催しました。令和4年度発表会について、生命栄養科学科の学長室ブログメンバー石井が報告します。

 

去る12月16日(金)に18号館18201講義室にて、4年次生全員、学科教員、次期卒論生の3年次生も加えて開催しました。主会場を18201講義室とした他に、コロナ感染予防対策として補助会場を18203教室と2ヵ所に設定し、ライブ配信も行いました。

第1部から始まり第7部まで、1日かけて順次発表がなされました。4年次生は日頃の研究成果を分かり易く聴衆に知らせる為に、色々な工夫を凝らしていることが見られました。

 

 

発表内容および所属研究室と指導教員(括弧内)は、以下のとおりです。

①食糧科学研究室(井ノ内教授):様々な澱粉の特性や新規の測定法について、②栄養教育研究室(西准教授):地産地消に関する調査、広島県産物を使用したレシピ開発、③公衆栄養学研究室(山田講師):大学生におけるソーシャルキャピタルの研究、給食経営管理研究室(石井教授):凍結含浸法と食品、ヒトの咀嚼・嚥下作用、④病態栄養学研究室(村上准教授):大豆たんぱく質・大豆ミートの利用、食品のリン含有量とCKDについて、⑤栄養生化学研究室(菊田教授):新規油脂の脂肪酸分析やラットのω酸化について、⑥応用栄養学研究室(吉田准教授):災害食と管理栄養士の食支援、女子学生の栄養摂取と体組成、⑦食と病態研究室(田中教授):認知症と食行動及び栄養療法と運動療法の文献的考察、⑧食品プロセス学研究室(中﨑助教):茶カテキンの抽出、大豆イソフラボンの測定など。

各研究室の特徴のある実験結果や調査内容からの考察、紹介がありました。学生たちは、発表をよどみなく行うことは勿論ですが、 質問に的確に答えることも評価対象になっていますので、丁寧にしかも、ひと言一言考えながら答えていました。

この卒業研究発表会が終了すると、4年次生は管理栄養士国家試験に向けて、ギアチェンジをして受験勉強にさらに邁進します。管理栄養士として、1つのテーマをじっくり研究するマインドや分析する力を研究活動で磨きました。

 

 

学長から一言:生命栄養科学科では食や栄養に関わる多様な内容をカバーできるように、実にたくさんの充実した研究室が設けられていることが分かります。学生の皆さんは、きっと自分にピッタリ合った研究内容に取り組めたことでしょう。卒論研究で培った探究する力を将来の職場でも活かして欲しいものです。