【電気電子工学科】電子情報通信学会研究会で4年生が学会発表しました!

3月11日(月)に電子情報通信学会の電子通信エネルギー技術研究会が開催され、電気電子工学科の電子回路研究室(菅原研究室)4年生、市川智也君が遠隔で参加し学会発表を行いました。この報告が菅原教授より届きましたので、工学部電気電子工学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

 


市川君の研究発表の題名は「デジタルアイソレータ用薄膜空心マイクロトランスの特性測定法に関する一考察」で、彼が卒業研究として取り組んできた研究の集大成としての発表になりました。この研究は、次世代大電力半導体素子用デジタルアイソレータへの適用を目的として開発されたマイクロトランスというデバイスに関するものです。マイクロトランスは、セラミックパッケージに実装して評価されており、測定値にはセラミックパッケージの特性が含まれます。ここでは、セラミックパッケージの特性を抽出し、測定値を補正することで、マイクロトランスの周波数特性を高精度で取りだせます。

遠隔参加で学会発表に臨む市川智也君

3月11日の学会発表では、遠隔参加の形式で学科のブースに於いて市川君は口頭発表を行いました。市川君は2月に卒研発表を行っており、またこれまで数々の学会に参加した経歴もあり、落ち着いた雰囲気で発表に臨むことができました。この度市川君が参加したのは、電子情報通信学会の電子通信エネルギー技術研究会です。これまでの研究成果を発表し、有意義なディスカッションを行うことができました。参加された他の研究者の方々からいただいた意見やアドバイスを後輩に引き継いで、市川君の研究が将来社会に貢献することを期待しています。

市川智也君(左)、菅原教授(右)

 

学長から一言:ブログ公開に少し手間取りましたが、電子情報通信学会の研究会という本格的な場で4年間の学びの集大成とも言える研究報告を行った市川智也君、よく頑張りました。きっと良い思い出になったことでしょうし、研究成果がこれからの技術革新に役立つことを願っています。