【大学教育センター】2026年度 BINGO OPEN インターンシップ事前研修を開催!

8月6日、BINGO OPEN インターンシップに参加する163名の学生が、実習前の一日研修に臨みました。ビジネスマナーを学ぶだけでなく、「なぜインターンシップに参加するのか」を改めて考え、社会人基礎力を手がかりに自分なりの目標を設定しました。さらに、グループワークでは、実習中に起こり得るさまざまな場面について意見を交わしました。これから企業の現場に踏み出す学生たちは、何を考え、どんな準備をしたのでしょうか。分未来創造室の栗濱コーディネーターが、研修当日の様子を写真とともにご紹介します。(投稿はブログメンバーの前田)
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その1分の遅刻が、社会人としての評価を分ける
~猛暑の8月6日、163名が本気で挑んだ“社会人への扉”~
「遅刻は1分でもアウト」――そう言われたら、ドキッとする方も多いのではないでしょうか。2026年8月6日(木)、そんな“本気の洗礼”から始まったのが、福山大学 大学教育センター自分未来創造室 が主催する「BINGO OPENインターンシップ(BOI)」の事前研修です。会場のC0201教室には、今年度BOIに挑む学生163名がほぼ満席で集結。朝9時10分から午後4時20分までの7時間、マナー講座に社会人基礎力の講義、学生発案のグループワーク、目標設定ワークと、盛りだくさんの内容で“社会人としての第一歩”を踏み出しました。その熱気あふれる1日の流れを、当日の写真とともにたっぷりお届けします。
広島の空へ、静かな祈りからはじまったBOI事前研修
研修は9時10分の出席確認から始まりました。8月6日は広島にとって特別な日。81年前に投下された原爆の犠牲者への哀悼と世界平和への願いを込め、学生全員が広島市の方角を向いて黙祷を捧げました。
続いて登壇したのは、キャリア形成支援委員会の香川委員長。「インターンシップは、単なる就業体験ではなく“自分自身への問いかけの場”」と語り、まだ自分でも気づいていない可能性を、企業という第三者の視点から引き出してほしいと呼びかけました。求人倍率が本学で3.6倍(全国平均1.6倍)という売り手市場だからこそ、AIにはない「人間らしい能力」――自ら問いを立て、仮説を持って行動でき、実行できる力――を意識してほしいという、熱いメッセージが送られました。
「1分の遅刻もアウト」――本気のマナー講座
続く第1部後半は、マナー講座。90分間で身だしなみ、言葉遣い、お礼状の書き方までを一気に学びます。就職課の平喜美恵上席課長からまず伝えられたのは「マナーとは、相手を思いやり不快感を与えない“感じの良さ”」という考え方。学生一人ひとりが福山大学の代表であるという自覚、そして企業が貴重な業務時間を割いてプログラムを用意してくれていることへの感謝を忘れないことが強調されました。
この日は、挨拶の最中に遅刻してきた学生への厳しい指導も。「社会人なら1分の遅れも減給の対象になり得る。時間を守れて当たり前」という言葉に、会場の空気が一段と引き締まりました。最後は「インターンシップは練習の場、様々なことにトライしてきてほしい」という温かいエールで締めくくられました。
なぜ、あなたはインターンシップに行くのですか?
午前の締めくくりは「社会人基礎力 」の講義です。まず学生に投げかけられたのは「何のためにインターンシップに行くのか」というシンプルな問い。ライブアンケートツール「Respon 」を使ったリアルタイム投稿では、「会社や仕事のことをリアルに知りたい」という声が多数を占めました。講師を務めたキャリア形成支援委員会の前田副委員長は、この“リアルな体験”こそがネット時代にわざわざインターンシップへ行く意味だと説明。
さらに、同じ実習を経験した2人の体験談を比較するクイズも実施されました。「大変勉強になった」と事実だけを語るAさんと、「自分から行動する目標を立て、提案し、成長を実感した」と語るBさん――どちらの経験に共感するか尋ねると、学生の92%が迷わずBさんを選びました。背景には、2006年から2026年の20年間で日本の人口が約500万人(ニュージーランド1国分に相当)減少し、2050年には生産年齢人口がさらに約2000万人減るという厳しい未来予測があります。「ミスがない」ことより「課題発見力」や「創造力」が求められるこれからの時代。その指標として大学が導入しているのが「社会人基礎力」なのです。
学生がつくった、学生のためのグループワーク「未来ミッション」
昼休憩を挟んだ午後の第3部は、グループワーク「未来ミッション」。福山大学の学生が2年前に企画した、学生目線のオリジナルワークです。初対面のメンバーとの自己紹介や「アドジャン・トーク 」で場が温まったところで本番へ。
ミッションシートに書かれたインターンシップ中の失敗・トラブル例――たとえば「スーパーでのポップ作りが間に合わずクレームに発展した」といったケース――を読み、その原因と対策を「社会人基礎力」12の能力要素のカードを使いながら班で議論します。15分間のワークを2回実施し、多い班では合計27点を記録するなど、活発な意見交換が展開されました。「積極的に発言する」「他者の意見を否定しない」「意見に何かを付け加える」という3つの約束のもと、他学部・他学科の仲間と“多様な視点”に触れる貴重な時間となりました。
「頑張った」を言葉にする力へ―目標設定とモチベーショングラフ
最終第4部のテーマは、実習中に使う2種類のシート作りです。1つ目は「目標達成度チェックシート」。A3サイズのシートに、社会人基礎力12要素の中から伸ばしたい力を3つ選び、「傾聴力を意識して、気づいたことを1日3つ書く」のように数値で測れる目標へ落とし込みます。3人1組で目標を共有し合い、より具体的で少し挑戦的な目標へとブラッシュアップしました。
2つ目は、日々の意欲の上下と要因を記録する「モチベーショングラフ」。自分の感情が動いた瞬間を可視化することで、実習後に語れる体験は大きく変わります。目指すのは、出来事を語るだけでなく、そこでの自分の判断や行動、社会人基礎力との関わり、そして感情の動きや自己の変容まで語れる姿。今年度は新たに、体験報告書に加えて学内発表会も実施予定です。AIには書けない、あなただけの経験を語る準備が、着々と進んでいます。
アンケートにも本音がずらり
研修の最後には、事後アンケートをResponで実施。「参加した理由」を尋ねる質問では、「自分の成長のため」が117名(76.0%)でトップ、「就職活動の準備」が108名(70.1%)と続き、学生たちの前向きな参加意欲がうかがえる結果となりました。16時20分、香川委員長から「今日の研修をしっかり振り返り、自分だけの良い体験にしてきてください」と激励の言葉が贈られ、7時間にわたる事前研修は幕を閉じました。
学生たちはこの後、それぞれの実習先で“社会人への扉”を実際に開くことになります。1分の遅刻も見逃さない本気の研修を経た163名が、備後地域の企業でどんな成長を見せてくれるのか――その続きは、9月17日(木)に開催される事後研修で明らかになります。学生たちの挑戦を、これからもお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。
学長から一言:広島が平和への祈りに包まれる8月6日に実施された今年のBINGO OPEN インターンシップの事前研修会は黙祷から開始。7時間にも及ぶ研修は、わずかの遅刻も許されないという、思わず緊張を覚える社会人としての厳しいマナーの他、これから企業の現場に出かける上で身に付けておくべき種々の事柄が、盛り沢山の講座や実践を通じて学ばれました。163名の研修参加者の皆さん、研修の成果を活かし、本番のインターンシップで大いに頑張って良い経験を積んでください。














