【大学】大学見学へようこそ!福山市立加茂中学校3年生の皆さん!!

7月9日木曜日、福山市立加茂中学校3年生67名と引率の先生方4名の皆さまを福山大学にお迎えし、大学見学を実施いたしました。以下、その様子を総務部庶務課の中林が報告します。

 

今回の見学は、キャリア教育の一環として、生徒の皆さんが「働くこと」や専門的な知識・技能を学ぶ意義を理解し、自らの将来や進路について主体的に考える力を育むことを目的に実施されたものです。

当日はまず大学会館にて、職員より福山大学の歴史や学部学科の特色について概要説明を行いました。今回は、工学部および生命工学部を見学するコースと、経済学部および薬学部を見学するコースの2つに分かれて、それぞれの分野の魅力を体験していただきました。

工学部と生命工学部の見学コースでは、まず生命工学部を見学していただきました。生命工学部には生物科学科、健康栄養科学科、海洋生物科学科の3つの学科があり、はじめに生物科学科長の岩本教授より学部・学科の概要説明が行われました。説明後は、生徒の皆さんを3つのグループに分け、各学科を順番に案内しました。学内の移動や案内は生物科学科学生が担当し、中学生の皆さんを先導しながら各学科の特色を紹介しました。

生物科学科では、サルの研究で先日のテレビ番組にも出演した石塚講師が担当しました。サルの個体識別について、神経衰弱ゲームを取り入れながら研究内容を紹介しました。

健康栄養科学科では、村上准教授が学生にとって身近な食品を題材に講義を行いました。ポテトチップスに含まれる油の量やコーラの砂糖含有量など、日頃よく口にする食品の実態を知り、健康や栄養について学ぶことの意義を考える機会となったなら嬉しいです。

海洋生物科学科では、佛円助手の案内のもと、16号館の水槽展示エリアを見学しました。この施設は学科の学生が主体となって管理運営しており、担当の学生が魚の特徴や生態を説明すると、生徒の皆さんは水槽内の魚たちを興味深そうに観察している様子でした。

生命工学部の見学に続いて、工学部を見学していただきました。工学部では、電気電子工学科、情報工学科、建築学科を巡り、それぞれの分野で行われている研究について紹介しました。

電気電子工学科では、歌谷教授や沖准教授が学科の設備を紹介しました。中でも中学生の心をつかんだのは、本学科の学生たちが自主的に作成した実寸大のガンダムコックピットです。このコックピットはインターネットを介してロボットを遠隔操作できるシステムとなっており、ものづくりの魅力を体感できる展示です。中学生もワクワクしている様子で、1名代表してコックピット内に入った際には、周囲から歓声が上がり、大いに盛り上がっていました。

情報工学科では、中道教授や天満講師の案内のもと、学科の学生が開発したゲームや実装装置を体験していただきました。プログラミングによってどのような仕組みが実現できるのかを体験しながら学び、情報技術の可能性を感じていただけたことと思います。

建築学科では、大畑講師が案内を担当しました。学生が制作した建築模型や5分の1スケールの椅子などの作品を見学していただき、建築物や家具などの設計から模型製作に至る過程について紹介しました。「ものづくり」の自由な発想と「やりたい」を実現する力を目の当たりにして、中学生の皆さんの学習への意欲がより一層高まったなら嬉しいです。

見学の最後には工学部の学生と中学生の皆さんとの懇談の時間を設けました。アイスを食べながら、大学生活のことや将来の進路について和やかな雰囲気の中で語り合いました。大学生も自身の経験を交えながら気さくに話し、中学生の皆さんも終始リラックスした様子で交流の時間を楽しんでいる様子でした。

工学部や生命工学部では、自分の興味や得意分野に合わせて学びを深められる環境が整っています。工学部・生命工学部コースの見学を通して、知識や技術を楽しみながら身に付ける大学の自由な学びの形を身近に感じていただけたのではないでしょうか。

一方、経済学部と薬学部の見学コースでは、まず1号館の講義室で実施していた経済学部国際経済学科Bisset学科長による「ビジネス英語Ⅰ」の授業を見学していただきました。この授業では、大学生と中学生の混合グループを編成し、お互いに英語で質問し合うグループワークを体験していただきました。当初は大学生、中学生ともにやや緊張した様子が見られましたが、グループワークが進むにつれて打ち解け、最後には楽しそうにやり取りする姿が印象的でした。今回の授業体験を通じて、本学における学びの雰囲気や、英語を活用した実践的な教育の一端を感じていただけたのではないでしょうか。
続いて未来創造館へ移動し、薬学部の小嶋学科長、佐藤学科長、半田講師、本学学生の協力のもと、さらに3つグループに分かれて薬学部施設見学を行いました。教育・研究エリアでは、自習スペースで勉強に励む学生や研究室で実験に取り組む学生の様子を見ていただき,実際の大学生活や学修・研究活動に直接触れていただきました。

また、施設見学の最後には、未来創造館の最上階にある「CROSSING CAFÉ」において大学生との交流を行いました。この交流会では,普段なかなか知ることのできない大学生の生の声を直接伝えることができ,充実した交流を行うことができました。学生が大学で学んでいること,サークル活動,さらには,将来の就職などの夢に向かっての話で盛り上がりました。中学生の皆さんにとって将来の進路や大学生活を具体的にイメージするきっかけになったのではないでしょうか。今回の見学では、多様な分野に触れ、福山大学における学びの一端を体験していただきました。大学には、それぞれの興味や関心を深め、可能性を広げる学びの環境があります。今回の経験が、生徒の皆さん一人ひとりが自分自身の興味や可能性を見つめ、自らの将来について主体的に考えるための一助となれば幸いです。

最後になりましたが、この度の本学見学の機会を通じて、福山市立加茂中学校3年生の皆さんと知り合うことができました。本学での学びや大学生の姿から何かを感じ取っていただけていれば嬉しく思います。皆さんのこれからの進路選択において、今回の体験が少しでも役立ち、自分らしい未来に向かって進んでいかれることを心より願っております。

 

学長から一言:福山市立加茂中学校の生徒の皆さん、先生方、ようこそ福山大学へおいで下さいました。大学も社会の中の大切な職場ですが、普段はしょっちゅう目にするところではないでしょう。生徒の皆さんが中学校でのキャリア教育の一環として、「働くこと」の意味や意義、そして大学の面白さを感じ取っていただけたなら、一生懸命に説明し、皆様と交流した本学の関係者も疲れが吹っ飛ぶというものです。