【生物科学科】福山ばら祭2025と世界バラ会議福山大会2025に新開発ワイン「さくら」を出展!

生物科学科では備後福山ワイン振興協議会の事業として、山野峡大田ワイナリーとのコラボで新しいワイン「さくら」をリリースしました! この度、ふくやま駅前マルシェでの先行販売、福山ばら祭への出展、そして世界バラ会議福山大会のレセプションにて提供しましたので、その様子を福山大学ワイン醸造所長の吉崎がお伝えします。

 

ふくやま駅前マルシェでの先行販売

福山駅南口にて4月26~27日に開催された世界バラ会議福山大会の関連イベントふくやま駅前マルシェ2025にて、先に記者発表したとおり山野峡大田ワイナリーさんと共同開発したワイン「さくら」の先行販売を行いました。

土日の明るい時間帯にわざわざ足を止めてワインを飲んでくれる人は少ないのですが、この日は沢山の人が「テレビ見たよ」、「今朝の新聞に載ってたね」などと声を掛けてくださり、上々の売れ行きでした。

我々はグラス販売のみでしたが、隣の山野峡大田ワイナリーさんのブースではボトル販売も行われました。

福山ばら祭でのグラス販売

福山ばら祭2025には満を持して「さくら」を出展しました! 例年参加している福山ばら祭ですが、今年は特別です。世界約40か国が加盟する世界バラ会連合の3年に一度の大会、世界バラ会議が福山で開催されるのに合わせて行われ、尋常じゃない人の数でした! ここでも山野峡大田ワイナリーさんと並んでブースを構え、いつになく全国から集まった人々に福山のワインをアピールできたと思います。味の方も大好評で、山野峡大田ワイナリーさんが販売した「さくら」のボトルは1日目で早々に売り切れてしまいました!

左の方はサミュエル・バンドレイ(Samuel Vandrey)君で、インディアナ大学ブルーミントン校教育学部4年生です。将来、アメリカで教師になるため同大の実務実習プログラムの一つ、グローバル・ゲートウェイ・プログラム(Global Gateway Program)を通じて、目下本学で英語TAとして研修中ということで、本人の希望もあり1日手伝ってもらいました日本の文化に触れられるとても良い機会だったのではないでしょうか。

世界バラ会議歓迎レセプションへの提供

福山ばら祭2日目の夜、世界バラ会議福山大会2025の歓迎レセプションが福山城公園プロムナードで行われました。ここでは各国から来日された参加者向けに、「さくら」がウェルカムドリンクとして提供されました。

残念ながら私は会場に行けませんでしたが、備後福山ワイン振興協議会のメンバーである福山商工会議所や福山市の職員が「さくら」の参加者への配布を行ってくれました。ワインの原料である福山大学産マスカット・ベーリーAはフレッシュで飲みやすいのが特徴で、特にヨーロッパの方々には物足りないかと心配していましたが、後から聞いた話では大好評だったということでした。本場の方にも喜んでもらえるとは、こんなに嬉しいことはないですね。

ここのところメディアで頻繁に登場している、本学科の久冨教授が開発したバラの香りのするバラ酵母で醸した、同じくマスカット・ベーリーA赤ワイン「ローズマインド」も同会場で提供されました。こちらも話題が話題を呼び、早々に売れ切れてしまったとのこと。来年以降にならないと味わうことができませんが、また見かけた際にはぜひご購入ください!

 

学長から一言:生物科学科のワインづくりは益々活況を呈しています。地元ワイナリーと協同開発した新ワイン「さくら」をバラ祭などでワイン好きの皆さんに提供し、好評を博したようです。今年の福山はバラ祭に加えて、世界バラ会議の開催で大いに盛り上がっていますが、生物科学科の久冨教授がバラから抽出した酵母を使って作り上げた「ローズマインド」、そして「さくら」が揃って、地元の愛好家に加えて各国からのお客様を大いに唸らせたという、実に誇らしいブログです。