【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】卒論発表と修士論文公聴会を開催しました!

スマートシステム学科(令和6年4月からは、電気電子工学科)では、1月30日(火)に卒業論文発表会、および大学院工学研究科電子・電気工学専攻、修士論文公聴会が開催されました。今年度は22件の卒論発表があり、昨年同様、学部生も聴講参加しました。この様子を工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

 

今年度の発表も当学科の特色を反映し、電気電子の研究領域の幅広い分野をカバーしたものでした。4年生の皆さんは卒業研究で、ロボット、ドローン、機械学習、半導体デバイスと多岐にわたり興味深いテーマに取り組んできたことがよく伝わってきました。

伍賀研究室、松本直樹君 「物体把持動作のための筋電位センサーを用いたロボットアームに関する研究」

沖研究室 水井啓斗君「水深制御付きクローラ型 ROV の開発」

菅原研究室 市川智也君「デジタルアイソレータ用薄膜単層空心マイクロトランスの周波数特性」

今年度も昨年度の卒論発表同様、各卒論発表に関して研究目的、積極性、研究進捗、発表方法、質疑応答の5項目の観点に沿ってルーブリック評価が行われました。発表7分・質疑応答3分でしたが、特に質疑応答では教員からの厳しい質問が飛び交い、発表者は冷や汗をかきながらも質問への回答を工夫し、頑張って乗り越えていきました。

田中研究室 平弘之君「海水中の pCO2 測定のための CO2 センサの実験」質疑応答の様子

今年度の卒論発表では、留学生5人が日本語での卒論発表に挑みました。研究と日本語の勉強という2つのハードルを越えなければいけないというハードモードでしたが、皆さん自分の研究をきちんと発表することができていました。大変だったようですが、学問に取り組む貴重な機会になったのではないかと思います。

香川研究室 柳 志勳君「画像認識を搭載した農業支援ロボットの性能向上と機能検証」

同日の午後に、私のゼミ(伍賀研究室)の大学院工学研究科電子・電気工学専攻の修士学生、村上力丸君の修士論文公聴会、「実機ロボティクス・スワームの開発と計算機環境における不確実性情報の処理に関する研究」が行われました。こちらは、発表20分・質疑応答10分で、大学院での研究成果をキッチリと説明し、質疑応答を行うことが求められます。村上君は日頃の研究に取り組んだ成果を存分に発揮し、高い評価を得ていました。

大学院 電子・電気工学専攻の村上力丸君の発表の様子

卒業研究を終えて卒業する4年生、大学院修了の院生の皆さん、研究発表お疲れさまでした! 今回の経験を糧に、これからも実力を磨いて、優れた人材として成長していくことを期待しています!

 

学長から一言:4月からは電気電子工学科となり、スマートシステム学科としては最後の卒論発表会と同分野の大学院修了前の研究発表会は、実に多彩な内容にわたるもの。発表の皆さんは、学科教員からの手加減なしの質問にも、これまで在学中に培った知見を最大限に使って適切に回答できたことでしょう。4月からは、この経験を活かせる職場が待っています。ますます頑張ろう!