【機械システム工学科】「ものづくりを通じた人材育成事業講演会」を実施しました!

1月26日に、「ものづくりを通じた人材育成事業講演会」を実施しました。その様子について、加藤昌彦教授からの報告が届きました。(投稿は機械システム工学科のFUKUDAI Magメンバーの小林です)。


 

1月26日に福山大学未来創造館で「ものづくりを通じた人材育成事業講演会」を実施しました。日本は優れたものづくり技術で発展してきましたが、地球温暖化やAIなど多くの変革の波が押し寄せています。波を乗り越えるのに重要なのは人ですので、ものづくりを通じた人づくりが最も重要かもしれません。今回はこのような観点からの講演会を実施しました。

はじめに、びんご経済レポート社代表取締役の二宮恵氏より、備後地域のものづくりの特徴、企業の人材育成についてご講演いただきました。『びんご経済レポート』誌は昭和37(1962)年に地域唯一の経済誌として創刊され、地域活性化に取り組まれています。今回の講演会にもご尽力いただきました。

次いで、島根県のダイハツメタル株式会社より、機械技術室室長の角直樹氏、総務部採用担当の吉田涼也氏よりご講演いただきました。鋳造・加工といった、従来はあまり自動化が進んでいない分野に対する自動化の取り組み状況が紹介されました。自動車関連業種に携わる企業はどこもレベルが高いと感じておりますが、ダイハツメタル株式会社もその企業の一つでした。機械システム工学学科には島根県出身の学生も多く、講演後、島根県出身の学生が熱心に質問していました。

続いて、豊国工業株式会社より、代表取締役社長の金谷将明氏、管理本部の吉崎洋介氏が登壇され、ご講演いただきました。同社はダムや河川の水門メーカーで、日本屈指の技術力を有していらっしゃいます。ダムは土木工学の領域かと思われるでしょうが、水門などの可動部があります。そこには機械工学の技術者も必要とされます。水門でも自動化AI化への取り組みがなされています。大雨時、水門操作が必要になりますが、危険を伴います。そのため、遠隔操作に置き換わろうとしているとのことです。ベトナムへの事業展開のご紹介もありました。

最後に、株式会社京泉工業より、代表取締役社長の京泉晴洋氏、DXプロモーション部々長 安保国雄氏よりご講演いただきました。船舶用ハッチ・マンホール・係船金物などの艤装品、マンホールなど多くの製品を製造されておられます。単に取引会社の図面通り作成するのではなく、社内で蓄積した技術力でより良い図面を提案することで高い評価を得ている企業です。3Dプリンタの導入等のデジタル化も業界内では先導的・積極的に取り組まれています。キャンプグッズや広島東洋カープなど多数の企業とのコラボ商品を展開するなど、従来の枠にとどまらない事業展開をされておられます。

今回の講演会は、強度設計学、生産加工システム、電気工学概論の講義の一部として実施しました。日頃学んでいる学問の重要性を再認識することができたと思います。また、技術といえどもそれを支える人が如何に重要かを知ることができる良い機会になったと思います。機械システム工学科では企業の技術を支えることのできる人材を輩出し続けられるよう、時代のニーズにあった教育をしていきます。

 

学長から一言:機械システム工学科が、経済情報誌『びんご経済レポート』の発行を通じて地元経済の発展に貢献していらっしゃる二宮恵社長のご支援を受け、ものづくり各社のご協力の下に実施した講演会は大盛況だったようです。業界の最先端の状況についてご講演くださった関係者の皆様に、私からも深く御礼を申し上げます。機械システム工学科の益々の発展につながることを祈ります。