【心理学科】学生サポーターの活動報告!

心理学科では、学生サポーターの活動も盛んに行われています。本日は今年度の活動について、心理学科赤澤淳子教授からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

 


心理学科の赤澤です。

人間文化学部には、学生同士の支え合い・仲間づくりの活動を担う学生サポーターの制度があります。学生サポーターは、各学科によってさまざまな特色がありますが、心理学科の学生サポーターは、今年度も特徴的な活動を展開しており、活躍をみせています。今回は、心理学科の学生サポーターが行った特徴的な活動についてご報告いたします。

学生サポーターの活動は、4月から早速始まります。今年度も、新入生オリエンテーションにおいて、履修相談や学生生活の相談に加えて、新入生同士の絆を深めるピア・サポートを行いました。授業が始まると、心理学科では、統計や実験の授業など、大学で初めて触れる内容に戸惑うことがあります。そうした人たちも含めて、学修支援の日を設けています。そこでは、学修にかぎらず、学生生活などさまざまな話をすることができます。

研修会

例年、夏には、人間文化学部合同で、お互いの親密を図り、今後の活動を考えたりする研修会を行っています。今年度は、心理学科の学生のみの参加でしたが、9月19日に福山大学因島キャンパスにて研修会を実施しました。研修会では、今後の学生サポーター活動の計画について話し合い、その後BBQも行いました。学生サポーター活動に関心をもってくれた2年生の参加もありました。

<研修会の様子>

以下は、研修会に参加したメンバーの感想です。

  • 久原璃子さん(認知心理学研究室4年・佐賀県立白石高等学校出身)

研修会後のバーベキューでは、普段関わることのない2・3年生と交流を深めることができました。普段の活動は主に後輩たちのサポートであるため、このような学生サポーター同士の仲を深める機会はありませんでした。そのため、お互いのことを知る良い機会、そして、今後の活動について具体的に考える良い機会になりました。これからも主体的な活動、そして後輩たちのサポートができるように全力で頑張っていきたいと思います。

  • 橋本祥志さん(心理学科2年・立正大学淞南高等学校出身)

今回は、初めて学生サポーターにおける活動に参加ができ、緊張感はありましたが、とても楽しい研修となりました。バーベキューは楽しく、球技大会などのスケジュールを決める際も充実した話し合いができたので、次は同期の学生も集めて参加したいと思います。これからも頑張ります。

球技大会

2023年11月13日には、2024年度の学生サポーターの募集もかねて、心理学科の学生サポーター主催の球技大会を全学年に参加を呼びかけて実施しました。スポーツを通して親睦を深めることができ、良い汗を流しました。

<球技大会の様子>

活動紹介

球技大会では、1・2年生の参加が多くはありませんでした。そのため、主に2年生を対象としたゼミ紹介の時に時間をとってもらい、現在の学生サポーター代表の奥山椋介さんと副代表の石井荘さんが、学生サポーター活動の紹介と募集を行いました。

<奥山さん作成のPowerPointスライドから抜粋>

以下、代表の奥山椋介さんとメンバーの小野亜斗夢さんの、今年度の活動を振り返った感想を紹介します。

  • 奥山椋介さん(認知心理学研究室3年・岡山県立岡山南高等学校出身)

今年度から学生サポーターの活動に参加し、4月の新入生オリエンテーションでの履修登録サポートや新入生同士の親睦を深めることを目的としたレクリエーションの企画、定期的な学習支援活動、心理学科内の交流を深めることを目的とした球技大会を実施しました。コロナ禍で活動が下火となり上級生からの活動についての引継ぎがなかったこともあり、準備が順調に進まないことがありました。そのため、不明な点は担当の先生方に質問するなどして進めてきました。現状では、まだまだコロナ前の活発な活動というレベルまで復活できてはいないと思いますが、来年度も引き続き活動を行って盛り上げていければよいと考えています。改めて、来年から学生サポーターの活動に参加したいという方、お待ちしています。

学生サポーターは1・2年生が快適に学生生活を過ごせるように様々な学生目線でのサポートを実施しています。例えば、学習支援では2年生の必修科目である心理学実験のレポートの内容の確認や誤字脱字など添削を行っています。自分自身も2年生の頃、心理学実験のレポートは慣れるまで大変だった記憶があり、こうした経験を活かすことが出来てとてもやりがいを感じています。また今年は、先輩・後輩の交流を目的に少しでも楽しい時間を過ごせればと考え、心理学科全体でスポーツができる機会を設けました。周知不足もあって、全学年からの参加とはいきませんでしたが、有意義な時間になったと思います。来年度も何か新しい取り組みを実施できたらなと思います。心理学科の1、2年生の皆さん、分からないことや相談したいことがあれば、ぜひ学生サポーターに相談してみてください。

これまで心理学科では、学生サポーター活動が代々引き継がれてきていましたが、残念ながらコロナ感染症の影響で、ここ数年間活動が思うようにできず、サポーターの数も減ってきています。しかし、現在心理学科の3年生が中心となって、この活動の継続のために学年を超えた交流の企画を行ったり、募集活動を行ったりと頑張っています。我々教員も、このような学生サポーターの活動を応援していきたいと思います。


心理学実験を担当している私(大杉)としては、学生サポーターはとっても頼りになる心強い存在です。もちろんわかりやすい授業を心掛けてはいますが、理解度や修得度は人ぞれぞれ。困っている学生を見つけた時には、いつも学生サポーターをお勧めしています。これからもより良いサポート活動ができるように、新メンバーの加入も楽しみにしています。

 

学長から一言:上級生が学生サポーターとして下級生を支援する方法は他学科でも見られますが、心理学科はとくにシステム化され充実しているようです。おそらく教員よりも身近に感じられる先輩のアドバイスやサポートは大学生活で直面する種々の問題の解決に大きな力を発揮していることでしょう。また、他人に教えることは何よりの学びになるはず。「情けは人の為ならず」です。