【生物科学科】東の山に登ってみる

福山大学の東側には、春の新緑から秋の紅葉まで四季折々の景色を見せてくれる山があります。私(生物科学科 佐藤)は、仕事に疲れたときに、いつもこの景色を見ながら、力をもらっています。そんな自然の恵みのことを文化的サービスと言います。そんな景色を生物科学科の17号館から眺めながら、「この山にはどんな生物が住んでいるんだろう?」と思いつつ、20年以上、山に入ることはありませんでした。しかし、今年度に着任した石塚講師の指導の下、4年生がようやくその謎にチャレンジしてくれそうです。

山に入る

講義に実習に大忙しの石塚講師ですが、今年度は卒研生の指導です。3名の4年生と共に、下調べのために東の山に入りました。山の危険を学び、暑いけど長袖長ズボンを着用し、十分量の水を持ち、トイレにも行き、フィールド調査道具も揃えました。さぁ山に入ります。

道を作る

4年生の卒業研究の目的は、カメラトラップを使って、この山にどのような哺乳類が生息しているのかを調べることです。カメラをしかけられそうな場所を探しながら、道なき道に目印をつけていきます。ピンクテープや境界杭を使いながら、また次に山に来た時に同じ場所に来ることができるように道しるべを付けて行きます。森の中では、すぐに道を見失います。季節が変わると、草木の成長もあり、その雰囲気はガラッと変わってしまうのです。そのため、こうした目印は重要です。

良いデータを得るために

良いデータを得るためには、綿密な計画の下で、フィールドそのものをデザインすることが重要です。目印をつけながら、どの木にどの方向で何台カメラをしかけたら、目的とする哺乳類の生態がわかるのか、そんなことを森の中で考えながら、作業をおこないます。

頑張って!

4人が山から帰ってきたときに、ちょうど学内で出会うことができました。今回の“下準備”には4時間もかかったそうです。大変な作業でしたね。この山には、いったいどんな動物たちが暮らしているのでしょう。新しい発見があると良いですね。楽しみながら、気を付けながら、頑張ってほしいです。次は私も同行したい!

 

学長から一言:生物科学科の学生諸君は、経験豊富な新任の石塚講師の指導の下、野外での環境探索や生物観察のイロハを着実に学んで行っているようで、嬉しい限りです。足下などからダニや害虫が入り込まないように、暑くてもしっかりと防御できる服装や履き物を身に付けて大いに楽しんで下さい。