【薬学部】かかしの里ファームで健康講座「100歳まで元気で長生き。そのコツは、フレイル予防!」を実施

かかしの里ファームで、11月11日(土)に薬学部4年生が健康講座を実施しました。その時の様子を薬学部猿橋がご報告します。

 

かかしの里ファームは、福山大学のすぐそばの東村町にあります。毎週土曜日に朝市が開かれ、新鮮な四季折々の野菜や果樹などが販売されています。かかしの里ファーム東村町活性化協力隊の皆様は、かかしの里ファームを地域の交流の場所として利用するように様々な活動をされています。今回はその一環として、松永地域振興課からの依頼を受けて健康講座の開催となりました。

テーマは、「100歳まで元気で長生き。そのコツは、フレイル予防!」です。フレイルとは 医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳で、病気ではないけれど、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことです。フレイルを知り、予防することが健康長寿につながります。

薬学部実研究室践医療薬学の4年生が作成したYouTube動画を用いての健康講座です。参加したのは、動画を作成した4年生の瀧山君、西原君、奥村さん、津島さん、福本さんの5名の学生と猿橋です。


健康講座に参加した5名の学生(手に持っているのは、取れたての野菜と海産物)

健康講座には、朝市の野菜を買いに来られた方が集まってこられます。握力測定や血中酸素濃度の測定をしてワンポイントアドバイスをします。握力は筋力と相関関係があると言われています。筋力を知ることは、フレイルの判断材料の一つになります。血中酸素濃度の測定は、新型コロナ感染症で周知されて関心を持ったかかしの里ファームの運営者からの依頼です。

学生たちが大活躍です。


握力の測定(力いっぱい握ります。)

 


血中酸素濃度の測定

 

いよいよ学生が作成した健康講座の動画の上映です。

健康講座の上映(参加した皆さんが真剣に見ていらっしゃいます。)

 

上映後に解説をしていきました。質問も活発に飛び出しました。

活発な質疑応答、アンケートにも答えて下さっています。

 

講演終了後に、かかしの里ファームのスタッフの方が朝の5時から焼いた石焼き芋をふるまってくださいました。ご褒美の石焼き芋は、ほくほくで甘くて美味しかったです!


朝の5時から焼いてくださった石焼き芋(ほくほくで甘くて美味しい!)

 

終わった後は、スタッフの皆さんと記念写真です。地域の方との交流は、とても楽しく学生たちにとって貴重な経験となりました。
このような貴重な機会を頂き感謝しています。


スタッフの皆さんと学生達の記念撮影(みんなで盛り上がり楽しかったです!)

 

健康への第一歩は、正しい知識をもって健康への意識を高めることです。そのための活動を学生達が生き生きと取り組んでいます。学生が自分たちで作成した健康講座を地域の皆様に見ていただき、温かい言葉をかけられた経験は、かけがえのない財産となることでしょう。

 

学長から一言:大学の所在地である東村町の皆さんの健康増進のために、行政の依頼も受けて、薬学部の教員・学生の皆さんが自ら制作した動画を携えて実施した健康講座は、参加して下さった方々に大いに役立ったようです。地域を大事にする大学として、これからもそれぞれの専門を活かした活動を展開して下さることを願っています。