【大学教育センター】新任教員の紹介 – 佐藤 嘉晃講師 –

大学教育センターに今年度着任の佐藤嘉晃講師を紹介します。英語学が専門です。佐藤講師より自己紹介の文章が届きましたので、FUKUDAI Magメンバーの記谷が投稿します。
福山大学のみなさん、こんにちは。2025年4月から大学教育センターに着任しました佐藤嘉晃と申します。
担当する授業は「英語Ⅰ」「英語Ⅱ」「英語Ⅲ」「英語Ⅳ」です。科目名から分かる通り、英語を自身の研究分野にしています。英語を研究分野にするといってもその中には色々と下位区分があって、教育系英語研究やコミュニケーションに焦点を当てた英語研究などがありますが、僕の焦点は言語そのもので、言語学の中の英語学という分類です。かっこよく言ってしまうと、「人はいかにして言語を操っているのか」、すなわち、僕たちが今このように普通に言語を話したり・書いたりできるのは、どういった種類のものを言語知識として蓄えているからなのか、という根幹の課題を基に英語という言語に特に焦点をあてて研究をしています。
例えば僕が研究トピックとしているasという語ではAs you know, he is a scientist.は全く自然な文ですが、As you don’t know, he is a scientist.としてしまうと変に聞こえてしまいます。これはいったいなぜなのか。こういった言語表現そのものを深く探究し、その結果が積み重なることで、僕たちが巧みに操作している言語の真の姿を捉えることができるのはないか。さらに言語は思考と密接に関係していますので、言語を研究することは僕たちの脳・思考の研究にもつながってくるという非常にロマンのある研究分野だと僕は思っています。授業ではそこから得られた知見を分かりやすく学生の皆さんにお伝えして、「納得のいく」授業を福山大学ではできればと思っています。
学問的な話はここまでにして、残りはスポーツのお話をしたいと思います。というのも僕の個人の理念は文武両道です。どちらが欠けてもよくないと思っています。それは今でも同じ考えです。僕は幼稚園の頃からずっとスポーツをやってきました。器械体操が得意でしたが、得意なものには興味をなくす性格で、何を間違ったのか小学校からテニスを始め、中学・高校・大学と続けてきました。天邪鬼な性格なので、多くの人がするスポーツには興味が湧きませんでした。そして紆余曲折を経て大学院で出会ったのがボディメイクとウエイトトレーニングです。これが僕の性格に合っていたのか楽しくて仕方がありません。少し前まではボディビルやフィジークといった筋肉美に興味がありましたが、最近(ここ一、二年ですが)では重量を挙げるほうが自分の性質にあってるのではと考え、そういったトレーニング法へとシフトしていきました。最近では結果を残したいと思うようになり、全国大会へ出ようと思っています。恥ずかしながら以下が僕のトレーニング風景です。
学生の皆さんも学業に励みつつも何か自分の趣味・スポーツなど打ち込めるものを大学生活の中で見つけられると良いと思っています。まとまりのない文でしたが、どうぞこれからよろしくお願いいたします。
学長から一言:大学教育センターへ新たに着任の佐藤嘉晃講師、福山大学へようこそ! 言語学専攻で、共通教育の中の英語教育が佐藤講師の主たる担当分野。大学では各分野の専門教育と並んで、共通教育や教養教育の中身を包含するリベラルアーツの重要性が唱えられます。人間の言葉と思考との関係という本質的課題はまさにその中核の一つ。文武両道の理想に向かって、これからの日々を楽しんでください。