人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

メディア・映像学科

丸山 友美(まるやま ともみ)

職 名 講師
学 位 博士(社会学)
専門分野 メディア文化史
担当科目 マスメディア論、メディア文化論、映像文化入門、情報社会とコミュニケーション、メディアと調査など
メッセージ メディアを学ぶことは一見すると華やかに見えます。しかし、いまの情報社会を読み解き、様々な情報媒体の文化や歴史、技術について考えることはとても地味な作業です。そうした思考実験を通じて培われるのは、対象を冷静に分析したり、多角的な視点を手にするための情報を収集したりというような「現代を生き抜く力」です。

ローカル放送局におけるドキュメンタリー制作の文化研究

戦前戦後を通じてNHK大阪放送局で形成される「上方」放送文化の展開を、Production Studiesの視角から論じるため、関西と関東でフィールドワークを行なっています。こうした研究を通じて、制作現場で理解・共有されている適切な行動パターンや慣習といった非公式なルールと、それを支えるマネジメント戦略や部門別の組織編成という公式な仕組みや制度がいかに結びつき、Production Cultureがどう形成され、その文化的産物としてどんなドキュメンタリー番組が放送されてきたのか研究しています。

モノから考える戦前戦後のローカル放送史

戦前戦後を通じてNHK大阪放送局で形成される「上方」放送文化の展開を、放送事業の草創期に建設された、ラジオと聴衆を結びつけた「ラジオ塔」というモノに着目し研究しています。関西に多く残る「ラジオ塔」という放送メディアの展開過程にあらわれるモノに着目することで、これまで放送史にほとんど登場することのなかった放送内容に直接かかわらない<放送人>の存在を掘り起こし、新たな観点からローカル放送史を論じる分析枠組みと理論構築に取り組んでいます。

テレビアーカイブにみる障害者イメージと社会的包摂の実践

テレビの描いた障害者表象の変遷を検証することで、社会的包摂の理解と共生社会の実現がいかに歴史的社会的に展開してきたのか明らかにすることを目指して取り組んでいる研究です。ここでは、テレビの描いた障害者イメージと私たちの障害者認識がどう結びつき、また変容してきたのか横浜市中区にある「放送ライブラリー」や「NHK番組公開ライブラリー」といったテレビアーカイブを使ってドキュメンタリー番組を見直し、その映像分析から障害者表象の変遷を明らかにしていきます。