| 災害や大きな出来事に遭遇したときに | ||||
| 保健管理センター | ||||
| 今回のような震災をはじめとする種々の災害、事故、犯罪被害、戦争やテロなど、生命がおび やかされたりその恐怖を感じるような出来事に遭遇したとき、人の心は一時的にうまく働かなくな ることがあります。個人や出来事によって、多少異なる部分はありますが、ほぼ共通した心の状 態が生じることが知られています。 |
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| ○こんな状態になることがあります | ||||
| ・眠れない、イライラ、集中できない、びくびくしている、警戒心が強くなる | ||||
| ・何かのきっかけで出来事が再び起こっているかのように体験する | ||||
| ・出来事の事を繰り返し思い出したり、夢で見たりする | ||||
| ・感情の幅がせばまる、人との関わりを避けて引きこもる、孤立する | ||||
| ・それまで関心をもっていた重要な活動に参加しなくなる | ||||
| ・当時の記憶が思い出せない | ||||
| ・動悸、過呼吸、手指のふるえ、発汗、口渇など身体的不調 | ||||
| ・世界や将来への考えの変化 | ||||
| (世界に対する安心感や信頼感が失われたり、将来の見通しが感じられなくなる) | ||||
| ・落ち込み(抑うつ)、悲しみ、無力感(自分には何もできない感じがする) | ||||
| ・罪悪感(生き残ったこと、力になれなかったこと等に対して) | ||||
| など | ||||
| ※子どもの場合には、赤ちゃんがえりが生じたり、活発に動き回ることで不安な気持ちを表現する こともある。また、出来事の状況を繰り返し遊びの中で表現することもある。 |
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| そのような状態は、つらい出来事をなんとか消化しのりこえようとする過程で生じてくる、心の自然 な働きによるものです。多くの場合は一時的なもので、時間がたつにつれ回復していきます。また、 出来事のあと数ヶ月経ってこういった状態が生じる人もいますし、いったん回復しても、たとえば1 年後の同月日などに再び一時的に調子を崩す人もいます。 |
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| なお、テレビ報道などで被害に触れ続けたり、被害に遭った人の話を詳しく聞く立場の人、ボラン ティアなどで救援に入る人の中にも、心理的に不安定になる人もいます。 |
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| ○こんなふうに過ごしましょう | ||||
| 安心感、安全感を取り戻すことがなにより大切です。再び被害に遭う心配のない安全な環境、 衣食住や身体的健康が保たれる環境をつくりましょう。また、正確な情報を集めることは大切です が、テレビなどの報道が刺激になって出来事を再び体験してしまうことがあるので、自身のコンデ ィションに応じてテレビを消したりその場からいったん離れるようにしましょう。 |
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| 上記のように、今までとはちがった心の状態が生じることがありますが、多くの場合は時間がた つにつれ回復していきます。出来事のことで心のなかは一杯かもしれませんが、基本的には、で きるだけ普段通りの生活(日課など)を続けるほうがいいようです。誰かと一緒にいるほうが安心 できることもあります。信頼できる人にそばにいてもらいましょう。出来事についての話は、とくに体 験直後には負担が大きいものです。無理に言葉にしなくてもかまいません。また、心と体は連動し ているので、深呼吸やストレッチなど、体をほぐすリラクゼーションを行うことで、心もおちつく効果 があります。詳しくはカウンセラーやその他、メンタルヘルスの専門家にご相談下さい。 |
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| なお、お酒をたくさん飲んだり、薬に頼る、自分を傷つけるような行動をとることも生じる可能性 があります。これも状況をのりきろうとする心の動きの現れではありますが、このような方法での 対処は、結果的にあなたにとってマイナスとなります。専門家に必ず相談をして下さい。 |
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| ○つらい出来事に遭遇した人を支援するときに気をつけたいこと | ||||
| 基本的には、話をよく聴き、その人が求めている支援を提供することが大切です。一方的な決 めつけや押しつけにならないよう、気をつけましょう。叱咤激励などは役に立たないことが多いよう です。また、何かをしてあげられなくても、ただそばにいるだけでその人の支えになれることもあり ます。 |
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| 出来事に対する思いを表現するよう強いる(絵に描かせる等も含む)ことは控えてください。表 現したいかどうかはその人が決めることです。(一般には、生活や心の状態がある程度落ち着 いてからになることが多いようです) |
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| つらい状況に遭遇した人は、人と接することを避けたいときがあります。あなたが支援を申し出 ても断られることがあるかもしれませんが、心情の理解につとめましょう。また同様に、その人が 以前とちがいイライラしていたらり、怒りっぽくなったり、物事がうまくこなせないこともあるかもしれま せんが、その人そのものが変わってしまったわけではありません。 |
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| また、つらい状況にある人の支援をするときには、あなた自身の心にもその重みがかかってきま す。自分自身のセルフケアにも気をつけてください。また、被害に遭った人の心を支援しようという ときには長期的な関わりが重要であり、途中で自分の都合でやめてしまうのでは、相手に見放さ れ感を与え傷つけてしまうことがあります。何かしてあげたいという気持ちは大切ですが、自分が 継続可能な範囲での支援方法、もしくは直接その人に接する以外の手だてを考えましょう。 |
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| その他、支援のうえで不安のあるとき、どのように接していいか迷ったときには、本学の保健管 理センターにご連絡下さい。カウンセラーによる相談を行っています。 |
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